ワクワク人生のススメ!

自分がワクワクすることを沢山書く事で、人生を楽しくしたいな、と思ってます。

最も効率の良い啓発本の生かし方


啓発本を生かすルールは3つ
1.何のために啓発本を読むのか?をきちんと考える。
2.本を厳選する。
3.本の内容を実行する。

1.何のために啓発本を読むのか?をきちんと考える。

(1)目的を明確化する。
自分を変えるためか?そもそも娯楽なのか?娯楽と割り切るなら、何冊読んでも良い。娯楽だし。「本気で自分を変えたい!」なら、目的を明確化する必要がある。

何のために自分を変えるのかは「現状の問題点を解決し、より良い人生を過ごすため」だと、個人的には思ってますが、これ以外の目的を持つのも良いと思います。


(2)現状の問題点に合っているか
切実な問題を解決する本でなければ、啓発本を読んでも正直身にならないです。せっかく啓発本を読むなら、是非「生きた読書」をしてください。

「生きた読書」というのは、
・人間関係に詰まったら人間関係解消本
・セールス下手で悩んだらセールス本
・管理職になったら管理職本
を言います。

ちなみに「死んだ読書」は、
・仕事、プライベートで英語を使わないのに英語の本
・痩せなくても死なないのにダイエット本
・IT知識が必要ないのにIT本
・お金が無いのに投資本
こういうのは、はっきりいって時間の無駄です。*1


「これから英語・投資・ITの時代なので、これらの勉強は必須です」なんて言葉は「極めて正しい」けど、こんな言葉に踊らされて勉強しても時間の無駄に加え害悪が多いです。なぜなら「今日から使えない知識なんてゴミと同じ」だから。*2


脳内にゴミ知識が増えれば、脳の検索機能が落ちるので、非常に効率が悪くなります。必要な知識を厳選して身につけるべきだと考えます。*3


ともあれ切実に困ったときに読み始めるのが一番効率がよいです。


外資系企業に行ったら英語を勉強。
・お金が貯まってから投資の勉強。*4
・皆が使い始めてからITの勉強。

   
困ってから勉強しても十分間に合います。ただ繰り返しますが、時間があるなら娯楽として読むのは止めません。自分自身、娯楽で読んだ本が役に立った事もありますので。

2.本を厳選する。

(1)新刊を読まない。
人間の思想は1500年前に完成されているとも言います。歴史の審判に耐えてない本は効率が悪いので捨てるのが必要。*5


自分自身、一時期アホみたいに新刊本を読みましたが、感銘をうけた新刊本は、それほど多くありません。10冊の新刊本より1冊の古典の方が破壊力が強いです。


新刊を読まないためには、書評サイトを日々追わないのも大切です。理由は長いので別エントリで書いてみました。
※書評サイトを日々追わない
 

(2)問題点を明確化する。
今切実に困っている問題点を列挙し、その問題点を明確化しておくのが良いです。問題点を意識することで、自分が必要な本がアンテナに引っかかってきます。


「糖尿病予備軍なので痩せないと生命の危機」
「翌月から海外へ転勤なので、英語が必要」
「辞令が出て管理職になりそう。管理って何?」
「今の仕事は閉塞感が多すぎて耐えられん。
 天職を見つけたいけど、見つけ方が分からん。」


(3)多読により本を選び抜く。
問題点を元に、問題を解決してくれそうな本を探します。


問題点が人により違うので、選び抜く本も人によって違うのは当たり前。要は「自分の頭と感性で探せ!」という事です。


探すのには自分の波長に合った「書評サイト」「勉強本の著者のお薦め」が良いです。
・私を変えた本たち 
・私がオススメする○○ などなど
サイト内検索をするなり、著者のHP(ブログ)を見て、良さそうなのをピックアップする。
 

大体10冊くらいリストアップ出来たら、本屋もしくは図書館へGO!くれぐれもamazon書評やgoogleで今日発見したようなブログの感想は鵜呑みにしちゃダメ!です。


人によって合う合わないが有るし、ある人には☆でも、自分には☆☆☆☆☆というのは十分あり得る。

   
ちなみに効率良く当たりかハズレを見極める方法はあります。
・著者プロフィールを見る
・目次を読む
・前書き、後書きを読む
自分の問題点を解決できるか?という事を、常に頭の片隅において調査するのが大切です。*6


本が合う合わないは本人しか分からん世界。過去の知識の蓄積や、経験が違うので。と・に・か・く「自分の感性を信じる」のが大切


その他、効率が良い選考方法は色々と有りますが、失敗するのも経験です。失敗を重ねる内に選球眼が上がります。例えば、作者の成功体験を独り言みたいに書いた本は論外で、実例が多い本が使える、とかどの本が良本かというのが自ずと分かってきます。*7


(4)本が有る程度集まったら収集は一時停止。
何冊読むのも自由ですが、積ん読するくらい集めちゃダメです。せいぜい手許にある未読本は5冊くらいが良いです。


良くありがちなのは「もっと良い本があるのでは?」という疑念。先に答えを書きます。「あなたが今、選んだ本がベストです」


まず古典を中心として選考しているなら、大丈夫です。ハズレの確率は限りなく低いです。仮にハズレ本でも、何か一つフレーズは見つけられるし、また読んだことで選球眼がつくので有る意味正解です。


あと本を集めたら「新規情報を遮断すること」。コレ大切。いつまでも青い鳥を探すことが無いようにしてください。
 

3.本の内容を抽出し実行する。

(1)1冊に付き1フレーズ選ぶ。
1冊につき1フレーズ見つけるのが目標としてください。良いフレーズを沢山見つけたって、全部実行できないので。*8見つけたフレーズは手帳、evernoteなどに書き留めておく。もちろんブログに書くのもあり。


(2)身につくには最低3週間は必要と割り切る。
焦らず騒がずフレーズを増やし、折に触れフレーズを読み返す。


新しく買った靴を想像してもらえると分かるけど、新しいモノはフィットするまで時間がかかります。次から次へと靴を買い換えちゃうと、いつまで経ってもフィットしません。情報も同じです。


(3)検証結果を出力する(日記やブログ)
自分の中で良いサイクルを作る。


本を読んだ感想を書き、印象的なフレーズを書く
→ 本の内容を実行し、感想を書く
→ 実行後、本を再読し感想を書く
→ 再度実行する
 ....


こんな感じでいければ、どんどん変われると思う。大きな変化は小さな変化からです。




予想外に長文になってしまいましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。良い啓発本を読んで良い人生を是非是非過ごしてください。

参考文献

過去にアホみたいに読んだ啓発本のエッセンスから、自分が思うままに順不同で書いた文章なので、参考文献とかは正直わからんモノが多いです。思いついたモノだけ列挙します。


興味がある人は、本屋、図書館でパラパラしてみると良いかも知れません。


◇古典
五輪書 (講談社学術文庫)
本を読む本 (講談社学術文庫)
7つの習慣-成功には原則があった!
「原因」と「結果」の法則


◇新刊
非常識な成功法則―お金と自由をもたらす8つの習慣
ツイてる! (角川oneテーマ21)
夢をかなえるゾウ
仕事は楽しいかね?
あなたもいままでの10倍速く本が読める
3週間続ければ一生が変わる―あなたを変える101の英知
無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法
レバレッジ・リーディング
...意外と新刊多いな(笑)


ちなみに私のお薦め本リストはこちら。
ワクワク人生のススメ!

*1:もちろん娯楽なら別ですよ。

*2:学生は今日から使えない知識でも精一杯勉強してください。今は分からないと思うけど、学生時代の勉強はものすごい価値があります。

*3:教養とか無駄な知識が人生を豊潤にする話はありますが、啓発本とは別の話なので省略しますね。

*4:種銭が無いのに投資本を読むのは無駄という意味で、もちろんお金をどうやったら貯められるのか?という本は重要です。

*5:書くまでも無いですが、技術本は別ですね。どんどん陳腐化するので、どんどん読むべき。読み過ぎは毒ですが。

*6:これは、フォトリーディングメソッドですね。

*7:一番早いのは前述の通り、「歴史の審判に耐えた本」を読むことですね。

*8:慣れてきたら増やしても良いけど。