ワクワク人生のススメ!

自分がワクワクすることを沢山書く事で、人生を楽しくしたいな、と思ってます。

グレート・ギャッツビー

グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)

グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)

村上春樹訳。
1年ほど前に買ったんですが、
ようやく読み終わりました。


村上春樹が今まで読んだ本の中で、
3冊上げるなら、
・グレートギャッツビー
・ロンググッドバイ
カラマーゾフの兄弟


その中でも、グレートギャッツビーが、
一番面白いと言っています。


学生の頃、別訳版を読んだことがあり、
「正直、あんま面白くねーな」と思っていたんですが、
村上春樹渾身の訳だという触れ込みなので読み直してみた。


最初は一風変わった日常生活の描写から始まり、
途中までは普通の小説なんですが、
物語が佳境に入ってくると、とんでもない吸引力が生まれ、
最後まで一気読みさせる内容でした。


序盤に起きた退屈な出来事の数々が、
物語の終盤で螺旋のように絡まり合い、
頂点に達したかと思うと、綺麗にはじけて終わる。


「正直、これは面白い。」と感じた。
最後の余韻も見事でした。


1年間も寝かせていてもったいなかったな〜と後悔しきり。
訳が変わるとココまで作品が変わるのか!と驚愕しました。


村上春樹訳ではないですが、
カラマーゾフの兄弟(新訳)の1巻も未読の山に埋もれているので、
ちょっと読み直そうかな〜と考え中。