小説作法
昨日読み終わった、
スティーブンキングの「小説作法」が、なかなか面白かった。
基本は「よく読み、よく書く」事。
当たり前っていえば当たり前だけども、
読むことと書くことが、
めちゃくちゃ好きじゃないとダメって事だね。
基本テク以外では、
「小説を書くこと=化石発掘」 という例が秀逸でした。
地表に出てきた化石を見つけ、発掘を開始する。
掘り進めるうちに大きな化石というのは分かるが、
何の化石か?は掘り出してみるまでは作者自身も分からない。
要は着想を得てからどんどん書き出し、
最後がどんな話になるか?は書き終わるまで分からない。
最初から筋書きが分かっている話を書いても、
作者自身がつまらない訳で、
「作者がつまらない話を読者が面白いと感じる訳が無い」というのは、
言われてみればその通り。
でも、本当に筋書きを考えないで、
グリーンマイルを書いたのかな?正直、信じられない。
それ以外のテクニックとしては、
書いた小説は3週間寝かし、読み返すときに、
「この文章は何を訴えかけたいのか?」
という主題を明確にする事が大切という話と、
内容を濃くするために、文章を10%削るという話が面白かった。
良いブログを書くのにも通じる話だなって思った。
旬な話題のエントリ以外で有れば、
どんどんネタを書きためておき、
3週間寝かした文章から読み直し、
主題を明確にし、文章を10%削る、と。
コレなら良い文章が沢山発表できる気がする。
とりあえずの第一歩としては、
まずは「よく読み、良く書く」を実践したいと思った。
<余談>
ちなみに、この文鳥はほぼ自動書記で書いてます。
書いてから寝かしてもないし、10%削ってもいません(笑)
- 作者: スティーヴン・キング,Stephen King,池央耿
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