脳は三段論法が苦手
糸井さんと池谷さんの
「眠りと記憶」第4回目
脳が得意なのは、
Aが起こるとBになるという単純な事象。
「東京から西に行くと名古屋に着く」みたいなもの。
脳が苦手なのは三段論法。
Aが起こるとBになり、
Bが起こるとCになる。
よってAはCになる。
東京から西に行くと名古屋に着き、
名古屋にから西に行くと大阪に着く。
故に、東京から西に行くと大阪に着く、という奴。
脳が三段論法(ABCのサイクル)を覚えるためには、
深い睡眠が必要となるらしい。
深い睡眠時にはABCのサイクルが猛烈に回転し、
脳内に圧縮して保持されるので、
(翌日に)脳が三段論法を覚えるという仕組み。
なるほどね。非常に面白い!
こうやって徐々に三段論法の数を増やしていくことで、
脳がどんどん賢くなっていくってワケだ。