ワクワク人生のススメ!

自分がワクワクすることを沢山書く事で、人生を楽しくしたいな、と思ってます。

過去をシェアすることで、未来を共有する


TSUTAYAでおなじみの
CCC増田社長に、糸井さんがインタビューした、
社長に学べ」という連載を、読み直した。*1


過去の事を知らしめることで、
第三者と未来が共有できることや、
情報をシェアすることの意味や、
あるべき組織論などなど、
経験に裏打ちされた有益なエッセンスを
連載を楽しく読みながら得ることが出来ます。


昔読んだときは、
「面白い話だな〜これ」で終わっていたんだけど、
今、読み直してみると、引っかかることが非常に多い。


今度も読み終わって、
「面白かったな〜」だけだと、あんまり前に進めないので、
感銘を受けた部分をコピペして、
自分の感じたことを軽く書いてみます。



<抜粋> ※()は、連載の番号です。
(1)

「余っている」ということに注目しています。

 ものあまりの時代ですから、
 供給する側は、常に既存の物・情報と闘わなくてはならない。
 また意図的に渇望を与える方法を考えなくてはならないし、
 常に時代を先取りしてニーズを探さなくてはならない。
 と、そんな事を示唆している気がする。

やっぱりいちばん大事なのは失敗の経験で、
これは経験しないとわかりません。

 個人的な経験上も非常に同意。
 失敗から得た経験ってのは本当に貴重。


 私自身を振り返っても、
 人間関係の失敗や、部下の育て方の失敗や、
 上司との衝突した事とか、上司が鬱になったときの事とか、
 仕事のしすぎで体をこわした事とか、
 どれも経験してみて始めて分かった事が多い。
 
 
 脳医学的にも、
 失敗から学習するのが一番効率が良いらしいね。
 

不機嫌な人に会うというのは
ほんとうにもう
それだけでイヤじゃないですか?
その不機嫌さが自分にもうつるから。

 ツキが移るというのは、よく分かる。
 ツイてない人間から離れて、
 ツイている人間の近くに寄っていくと、
 本当に、人生がツイている方向に転がり出す。
 これも実体験として、よく分かります。
 

だから一緒に働く人の大前提は
「情報共有をしてもだいじょうぶな人」
なんです。

 情報は簡単にコピーできるからね。
 その情報をシェアすることで、進化は爆発するけど、
 逆にパクられる危険性が高まる。


 安心して情報を渡せる職場環境を作るのが、
 良い会社への近道な気がする。

企画はちっちゃく生んで
おおきく育てるものだから、
とにかく書くところから
はじまっています。

 どんな大きな改革も最初の一歩は小さい。
 まずは最初の一歩をどのように踏み出すのか?
 と、最初の踏み出しは大変だけど、
 躊躇せずにどんどん歩いた方が良いと思う。
 歩いたもん勝ちだよね。

イデアの特徴は
浮かんだらすぐに消えることです。

 これも大きくうなずけます。
 ブログネタも書かないと忘れてしまうので、
 常に手帳*2を持ち歩いて、
 ネタを思いついたら積極的に書いてます。
 後で読み直すと本当に面白い。
 

(2)

未来は人に伝えにくいけど、
過去は人に伝えやすいじゃない?
過去をシェアすることによって
未来を共有できたりもするんです。

 自分が大切にしてきた価値観を伝えることで、
 自分の事を相手に伝えることが出来、
 その結果、未来の絵を描くことが出来るって事だよね。
 目標設定も同じだね。

ただ、情報は配ればどんどんシェアできますが、
すると次は配られた相手の
「プログラム」や「経験」が問題になるんです。

 同じ情報をインプットしても、
 プログラムや経験が少ないと、
 アウトプットが貧弱になっちゃうって事だね。
 

 ただ、既存のプログラムや経験が
 画期的なアイデアの妨げになる事もあるので、
 あえて、新しい人の反応を見るってのも必要な気もします。


 このあたりは、バランスなんだろうな。


(3)

企画力をあげるためには、
一回、考えを外に出して
客観的に見る必要があります。

 自分の頭の中だけでやっていると、
 ぐるぐる回ってしまうので、 
 出力し、他の人に見てもらうのが面白い。
 忘れた頃に自分で見てみるっても大事だよね。

すぐに「おもしろい」とわかるものは
たいていお金にはなりません。

 鋭い指摘ですね。
 素人は面白い企画を沢山想像しがちですけど、
 プロの目からみると、稚拙なんでしょうね。そういうのは。


 ただ、稚拙なアイデアを出し続けることで、
 面白いアイデアが出てくるって事も有ると思うので、
 そこは忘れないようにしたい。*3


 あと、人が反対をする事をやったほうが成功したって、
 セブンイレブンの社長が言っていたな。

ほんとうはその人の理解の領域を
超えたところにあるのが
正しい企画なんだけど、
理解の領域をこえてしまうと
これまたお金にはなりません。

 半歩先に行くという事かね?
 それとも、人々の理解の領域を増やしてあげることで、
 お金が儲かるフィールドを作るって話かな?*4


 それとも、直感(右脳)で判断した事を、
 どのように理論(左脳)に落とし込むか?という話かな?


(4)

増田さんの「もうかる」の意味は
「人が欲しがることをやります」ですからね。

 後にも出てくるけど、
 「自分が欲しがる・喜ぶ」ではなく、
 「人が欲しがる・喜ぶ」なんだよね。

 
(5)

タライの水を自分の方にかきよせようとしても
水は向こうにいってしまうけれども、
水を向こうに送ってあげると
こちらにちゃんと戻ってくるという……。

 増田社長の話の中では、
 この話が一番好きですね。本当に大好き。
 「人に与えて、人から与えられる。」
 そういう人生を歩みたいです。


(6)

本質をつかまないと
おなじことをやってしまうから、
本質をつかむために
事実はすべて残すようにしたんです。

 自分が得た経験をメモするのもアリですけど、
 本を読んだ後につかんだこともメモすると良いね。
 そのためのレバレッジメモですかね。
 

 あと、ブログも一種のメモだよね。

実際にわけがわからんわけです。
だからもうあとは無我の境地です。

 抜粋からは伝わらないけど、
 増田社長が経験された話、本当に凄いです。


(7)

組織に「一」や「三」がつく時には
マネジメントの
スタイルを変える必要があります。

 そういえば、アイデアマラソンの本にも、
 3の法則ってのが書いてあった。
 3日、3週間、3ヶ月を過ぎると、
 あとは習慣になるみたいな。*5
 

組織は権限を委託した時におかしくなります。

 補足するなら、
 権限を委託する人を間違えるとおかしくなる
 だよね。

企画会社の燃料は人だと思っていましたから。

 企画会社だけではなく、
 ドコの会社も人が燃料であり、活力だと思います。
 

(8)

その人たちは優秀だから、
放ったらかしにされても
自律的に育っていくんです。

 まずは優秀な人材をバスに乗せる。*6
 ただ、その人材も水をやりすぎるとダメって話だよね。
 非常に同感。

がんばらなくてもお金が入るとなると、
人はどうしても何もしなくなるじゃない?

 旧ソ連の国営農場みたいな話だよね。


 そういえば、以前出向していた会社で、
 凄く暇になった時期があって、
 ずーっとネットを見ていたのを思い出します(笑)

たぶん、頭のいいグループで、
頭のいい行動を取っているだけだと
なにかが狂うと思うんです。

 これは糸井さんの言葉。農作物も同じ。
 米でも沢山収穫できる有料品種にしてしまうと、
 凶作になったときに全滅してしまう。
 

 なので、農家はあえて違う品種も植えるそうだ。
 

「たくさんいろんなことを知りたい」
という気持ちはこちらのエゴなんですよね。
知的満足は、お客さんの満足ではありません。

 個人的に非常に耳が痛い話。


 管理部門で仕事をしていると、
 どうしても、顧客満足より自分満足に重点が
 行ってしまうんだよね。

情報は、認知した瞬間に
その人のものになって、
なおかつ体は軽くなる……
夢をシェアできると元気が出るんですよね。

 このフレーズも非常に好きです。
 なんだろ、やっぱ夢は大事だよね。

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 以上、超長々と抜粋し、
 超長々とウダウダ書いてしまった。
 良い文章に触れて、
 自分の感想を書くと妙な充実感が有ります。(笑)


 今、まさに更新されているHPやブログを見るのも、
 非常に楽しいですけど、
 過去の優良コンテンツを発掘するのも楽しいね。


<関連>
ツキの大原則
メモの効用
「水をまく」という事

*1:ほぼ日の過去ログ

*2:ほぼ日手帳

*3:アイデアマラソンメソッドだね

*4:見えない汚れを落とす洗剤みたいな話かな?

*5:当ブログも当面は3ヶ月を目指します!

*6:ビジョナリーカンパニーだったかな?この話。