敷居を高くする
セールスをするときに安売りをしない、
笑顔を見せない、売れないと思ったら席を立つ。
ということをやると、優良顧客が手に入るという話。
人生のあらゆる局面で応用がきくとの事。
人間関係に「敷居を高くする」を応用してみる。
良い人 =笑顔を絶やさない、人の言うことを良くきく人
敷居が高い人=むやみに笑わない。無用に人の話を聞かない。
と定義してみる。
悪い人になる必要は無いけど、
必要以上に「良い人」にならないほうが、
有る程度「敷居が高い人」になったほうが、
優良な人間関係を築けるのでは?と思った。
言い換えると、
敷居が高い人=お互いの利益を考えて、利益が無い場合は関係を切る
という風に生きてみるということ。
我が身を振り返ってみると、
半年前に体をこわした際に、
社内異動があり、新しい仕事になった。
元の職場は忙しい環境なので、
人が抜けて非常に厳しい状況になった。
昔の「良い人」の私だったら、
自分の仕事が終わった後の時間を使ったりして、
無条件で手伝いをしていたと思う。*1
多分、ちょっと手伝うと、
アリの一穴がダムを壊すかの如く、
無遠慮・無尽蔵に仕事が回ってきたと思う。
だけど、体の調子も悪いこともあり、
手伝わずに過ごしていたら、
前の職場も、特に大きな問題が無く仕事が進んでしまった。*2
また、前の職場で、
自分の時間を無神経に奪っていた人々は、
気持ちが良いくらい去っていった。
見事なくらい。
当然寂しい気持ちはしたし、
何も手伝えなかったという罪悪感は残ったけど、
代わりに新しい仕事を覚える時間も増えたし、
体調も戻ってきたし、精神的にも楽になった。
悪い人になる事は無いけど、
「良い人」からは脱却した方が、
あらゆる意味で楽だし、
より良い人生を送るために必要だなぁと実感した。
不義理にしない程度に、
いろんな局面で敷居を上げてみますかね。
そうすれば、悪い人間関係が断ち切られ、
天職への道が見えてくる気がする。
<余談>
先日、「スピードハック」という本の
前書きを眺めたんですが、
仕事が出来る人の条件の中に、
・話しかけるのに躊躇する人*3
というのが書いてあった。
なるほどなぁと思った。
邪魔されなければ、仕事が捗るもん。
これも「敷居を高くする」事だよね。