帰る技術と幸せ感
「お先に失礼する技術」という本が、なかなか面白かった。
そこで私家版の「職場で早く帰る方法」を考えてみた。
<基本論>
1.きちんとした仕事をする
※大切な仕事からやる、納期を守る、数字を間違えない、
誤字脱字がない など
2.普段からしっかりとした人間関係を築く。
3.仕事をしたことを、周りにしっかりアピールする
※同じアピールは形骸化するので、都度工夫する。
4.人から頼まれた「急ぎの仕事」をおろそかにしてはいけないが、
重要性が低く、明日でも良い仕事は明日やる。
5.特別な用事をアピールすると帰りやすいが、
普段からサッサと帰る人間だというイメージ付けをする方が
長期的にみると楽。
6.終わる1時間くらい前に、周りを見回し、
困っている人間のフォローをすると良い。
7.帰るときはさわやかに、そして速やかに。
...グズグズとしていると、忙しい人に捕まる(笑)
<補足>
1.大切な仕事とは、「重要かつ急ぎ」の仕事。
優先順位としては、
重要かつ急ぎ
> 重要だが急ぎでない
>>急ぎだが重要でない
>>急ぎでも重要でもない ※これはやらないのが正解
2.小さな貯金が大事。相手に対する「気持ちの預金残高」を増やす。
※小さな約束を守る、雑用を快く引き受ける、軽い悩みの相談にのる、
朝早く来る、きちんと挨拶をする などなど。
3.人間は他人の仕事に(思ったより)注意を払っていない。
自分以外の構成員が今日1日何をやったのか?
を的確に言える人はそうそういない。
※でも、意外に「変なところ」を見られたりしている。
管理職は別、それが仕事なので。
※管理職も人間なので、構成員の仕事を全て把握できないし、
把握できていても、適切な管理ができる訳でもない。
4.重要度は主観に追うところが大きい。人によって違う事を忘れずに。
普段からのコミュニケーションは大事。
仕事がうまくいかないのはコミュニケーション不足が原因な事が多い。
5.イメージ付けには時間が必要。急いては事をし損じる。
退社時間を徐々に早くしてゆくと、目立たない。
また、毎日早く帰ろうと思わず、週2を早く帰る日にして、
あとは皆に付き合うってくらいが、精神的に楽。
6.仕事のフォローは大事だが、自分が一緒に沼にはまる必要はない。
※常に手助けをしていると、
手伝った人間が自力で沼から抜けられなくなる。力が付かない。
※周りの人間を短期的・長期的に育てる。
たまには千尋の谷に落とすのも大事。
あまりに谷が深いと脱落しちゃうけど。
<その他>
・周りの人間は、思ったより自分のことを気にしていないが、
自分が思ってもないことを気にしていたりする。
・常に自分の思い通りに帰れる訳ではない。トラブルはつきもの。
突発的な事例が起こることが当たり前だと思ったほうが良い。
起こってしまった事例は嘆いても仕方がないしね。
・自分の人生にとって何が大事か?を考え、
それを優先する事が人生にとって大事。
残業より大切なことは多いと思う。
・もちろん仕事が大事なら、遠慮無く仕事をすれば良いと思う。
好きで残業しちゃうような天職に、早く出会いたいものです(笑)
<余談>
仕事の進め方といえば、
結城浩さんの「仕事の心がけ」が、個人的に非常に好きです。
・仕事の心がけ
・仕事の心がけ2(仕事のトラブル・ケーススタディ)
読む度に心が安らぎます。
<余談2>
きちんと帰れる日を増やすことで、
啓発本を読む数が増え、
その結果、いろんなノウハウをつかみやすくなり、
ますます帰るのが早くなるという好循環が作れると思う。
また最近、啓発本を読んで、
実際に実践してみるのが楽しくてしょうがない(笑)
好循環というのはこういう事か、という感じ。
このワクワク感が、人生うまくいっている証拠。
なにより毎日楽しければ幸せだよね。
「お先に失礼!」する技術 「断る」「決断する」「切り上げる」「見極める」ための極意
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