2017年12月に読んだ本をレビューする
12月に読んだ本は14冊でした。2017年は113冊読んだ計算になりますね。まんがで読むシリーズをたくさん読んだけども、一応、年間100冊は達成して、ちょっとほっとしています。2017年は再読が多かったけど、2018年はもう少し自分の角度を変えてくれるような新しい本をたくさん読みたいな、と思ってます。
さて、12月も個人的に面白かった順に並べてみます。
・スティールキス
・泣けるプロレス
・ヘンテコノミクス
・クビキリサイクル(再読)
・本好きの下剋上 4−1
・精霊の守り人(再読)
・闇の守り人(再読)
・女のいない男たち(再読)
・自分を変える習慣術(再読)
・始めよう瞑想(再読)
・ペルソナ5マニアクス
・夢の守り人(再読)
・虚空の旅人(再読)
・クビシメロマンチスト(再読)
・虚空の旅人(再読)
・天涯無限
リンカーンライムシリーズ最新作。
このシリーズもかなり長くなっていて、読んでいて若干のマンネリ感はあるけど、序盤から終盤に向けて読む手が止まらない、という読書体験をさせてもらえるだけで本当に良シリーズだと思う。
また、作者の手法は良く分かっているので、途中の展開でビックリする事は、だいぶ減ったけど、それでも「ああ、こうくるか」という展開が随所に入っていてニコニコしながら読書できた。
また、シリーズ物を読んでいるからの楽しみとしては、あの登場人物がこうなるか、というサプライズが随所に入っていて、このシリーズを読んで良かったな、という気持ちにさせてもらえる。
アメリカでは既に最新作が刊行されている、との事ですが、また来年の日本語訳を楽しみに待ちたいな、と思う。
新編 泣けるプロレス (いま伝えたい、名レスラーたちの胸が熱くなる28の話)
- 作者: 瑞佐富郎
- 出版社/メーカー: standards
- 発売日: 2017/10/25
- メディア: 単行本
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プロレスをよく知っていれば知っているほど、この本が面白くなる。プロレス自体にもプロレスを見れば見るほど面白くなるという要素はあるけれども、それとまったく同じ構造。
オイラは割とコアなプロレスファンなので、読んでいて非常に楽しめた。この本の唯一の欠点は「もっと面白いエピソードがあるので、それを織り込んで欲しい!」という事くらいか。どのエピソードも感動的であるんだけど、もっと深掘りして欲しかったな、と思ったので。ともあれ、プロレスファンとしては、読む手が止まらずに読み進められた。プロレスファンなら必読の書かと。やっぱり、読書って面白いなぁ、プロレスファンでよかったなぁ、と改めて思った1冊。
行動経済学をわかりやすいマンガにして、マンガの後に解説が書いてあるという構成の本。1話完結で23話あり、一つのマンガと解説を読むと一つの行動経済学の概念が分かる。読んでいると、確かに人間の行動は合理的では無い事が多いなぁ、というのを改めて感じるし、行動経済学という学問って非常に面白いなぁ、と思ったりもした。行動経済学の入り口としては、これ以上の本は無いんじゃ無いかな、と思うくらいの出来。自分自身が取る理不尽な行動についても良く理解できたので、うまく生活に生かしていきたい。
何年かぶりでの再読。天才が島に集められ、事件が起こる、というぼんやりとした構成は覚えているものの、登場人物達や話の筋道はまったく覚えておらず、ほぼ初めて読む、という気持ちで楽しめた。物語の吸引力は強いし、丁寧な描写があるので登場人物が多くても混乱なく読めるのは流石だな、と思ったり。文中にフロッピーが出てきて時代を感じたりするけど、話の内容的には古びていなくて面白かった。
本好きの下剋上?司書になるためには手段を選んでいられません? 第四部「貴族院の自称図書委員I」
- 作者: 香月美夜
- 出版社/メーカー: TOブックス
- 発売日: 2017/12/09
- メディア: Kindle版
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このシリーズも登場人物が爆発的に増えてきて、脳味噌がそろそろついて来れない感はあるけど、相変わらず楽しめてる。一応、WEB版は全部読んでいるので、安心して続きが読めるという感覚もある。4部に入って3部までのテイストとはだいぶ変わっているけど、4部も安定して面白い。続きは春に出るとのことだけど、発売が今から楽しみですね。
何度目かわからないくらいの再読。再読したのはドラマに触発された部分あるけど、原作を読み直してみて、やはりドラマと比べて原作の方が話がきちんと構築されていて面白いな、という印象。もちろん、ドラマはドラマの良い部分があるので、楽しんで見ているけどね。
再読してみて、時代が経過するにつれて大切なものが失われていくとか、残っている歴史が正しいわけではないとか、大人が読んでも楽しめる骨太の物語だよな、と改めて思うなど。
精霊の守り人に引き続き読了。全話の中で、この巻が一番好きだなーと改めて思ったり。いろんな伏線が最後に閉じる様や、バルサとジグロの関係性に区切りが付くところや、その他登場人物達の心の動きや、宝石の真実など、本当に良く出来てる。また忘れた頃に読み返したい。
急に村上春樹が読みたくなったので再読してみた。短編集なので、比較的安心して読み進められる。話自体はぼんやりと覚えている感じだが、細かいところは忘れているので、結構楽しみながら読めた。
読みつつも、「ああ、この話は辛い結論が待っているよな」という事に気がついても、文章が読みやすくて、首根っこを捕まれたまま物語に没入できるのは、流石村上春樹、といったところ。どの短編も切れ味があって楽しめました。この作品もまた忘れた頃に読み直したい。
同じ本を何回も読んだ方が良い、という事が書いてあり、確かにその通りだよなと改めて思う。最近、自分自身もいろんな本の再読が多いけど、二度目に読むと角度が変わることもあり、家にある本の再読、というのをもっと積極的にやっても良いのかな、とそんなことを思ったりもした。
相手をきっちりと観察し、相手の承認して欲しいポイントを見極めて、きちんと承認するというのが大切なんだろうな、と思う。これは誰に対しても同じ。もちろん、自分に対しても。
始めよう。瞑想?15分でできるココロとアタマのストレッチ? (光文社知恵の森文庫)
- 作者: 宝彩有菜
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2012/05/18
- メディア: Kindle版
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この本も何度目かわからないくらいの再読なんだけど、まぁ、意外と内容を覚えてない(というか忘れた)箇所が多く、読み直しても示唆に富んだ内容が多くて面白い。
「頭」は「本来の自分」では無いのです、というフレーズは確かにその通りだし、頭で考えていることに自分自身が振り回されちゃダメだよなぁ、とそんな事を考えるなど。あとは、悪い気分になったらラッキーと考える、とか、「人生は素晴らしい」と、ことある事に考える、とか人生を楽しく生きるにはどうしたらよいのか、という事に関するアイデアが豊富で非常に楽しめた。良本ですね。
ペルソナ5(ゲーム)のファンブック。ネタバレ全開でストーリー紹介やら、キャラクター間のイベントやら、はたまた街のモブキャラ達のセリフまでが掲載されているという文字通りマニアックな本。一番読みたかった製作者インタビューが読めたのが良かったけど、インタビューをもっとたくさん読みたかったなぁ、というのが個人的な感想。クリアした人限定だけどオススメ。
守り人シリーズ第3巻。 今作はトロガイ(とタンダ)が如何にして呪術を扱うようになったのか、を中心に夢の世界にまつわる話なんだけど、昔読んだ時は、「精霊」と「闇」に比べると面白さは落ちるかな、とか思っていたけど、久しぶりに再読してみて「ああ、これはこれで非常に豊潤な物語だな」という事に今更ながらに気がつくなど。
再読だけど、話の内容をさっぱり覚えてなかった。読んだのもずいぶん昔だしね。今作は舞台は孤島から大学の話となり、非常にサクサクと読めるのだが、前作に比べて登場人物が天才から一般人になり、個々のエッジが効いてない(当たり前)ため、登場人物の読み分けが難しくなった印象。トリックやストーリー云々よりも、登場人物達の外連味のある会話を楽しむ、という、そんなシリーズな気がする。
守り人シリーズ第4巻。作者が言うとおり、この巻から新ヨゴ・カンバルだけの物語から、世界観が大幅に広がった気がする。流石に4回目くらいの再読なので、話は大体覚えているけど、細かいところの会話や、丁寧に世界観を作っている様は、再読する度に本当に丁寧に物語を構築しているな、と思うばかり。
アルスラーン戦記の最終刊。とにかく物語が終わってくれて良かったな、という思いと、もっと早く物語を閉じていれば、まったく違う話になったかもな、という思いが交錯している。第二部は基本的に蛇足感があり、第一部で終わっていれば名作だったな、とも思ったし、読み終わった瞬間には「こういう結末を読みたかった訳じゃ無いのになぁ」という思ったりもした。
なんというか時代に愛されなかった小説なんだろうなぁ、という感想。何にせよ、ここまで書いてくれた作者も、諦めずに最後まで物語を追い続けた読者もお疲れさまでした。あとは荒川さんの紡ぐ物語を楽しむのみですね。
という感じで、12月も非常に読書が楽しめました。2017年のベスト5についても、そのうち更新したいな、と思っています。ともあれ、やっぱり本を読むのって面白いなぁ、と思った2017年でありました。
よかった探し2017
<オイラのよかったこと探し>
感想
関連記事
*1:昨年は実施できませんでしたが
2017年11月に読んだ本をレビューする
11月に読んだ本は10冊でした。年初から99冊読んだ計算。ちなみに12月は既に1冊読み終わっているので、年間100冊は達成した感じ。*1あと、今月は再読が8冊という再読月間。新しい本も良いけど、良書を再読するというのも大切かな、とそんな事を思ったり。
さて、例によって個人的に面白かった順に並べてみます。
・生涯投資家
・もっと、やめてみた(再読)
・勝負論 ウメハラの流儀(再読)
・わかりあえないことから
・相手を変える習慣術(再読)
・やめてみた(再読)
・ダメな自分を認めたら部屋がキレイになりました(再読)
・まんがでわかる超一流の雑談力(再読)
・夢の叶え方を知っていますか?(再読)
・まんがでわかる自律神経の整え方
投資についてきわめてまっとうな事が書いてある本。村上さんって自分の正義(というか価値観)に則って動いている人なんだな、という事を強く感じた。その正義というのが日本経済の活性化、という事であり、その正義を貫く余りに逮捕されてしまったというのはなんたる皮肉というか。
村上さんが言うとおり、日本の株式市場の考え方は歪んでいるなぁ、というのは改めて感じるし、上場している必要が無い会社は上場廃止すべきだし、投資家として内部収益率(IRR)は15%を望むというのも資金を循環させる事で資本市場を活性化させるという観点からもなるほどな、と思う。まぁ、日本の文化として上場にステータスがあるため、ドラスティックに上場廃止というのは難しいかも知れないけど。
あと村上さんは、慈善活動もやってるし、日本の将来についてもしっかり考えているし、こういう人が逮捕されずにもうちょっと活躍してくれれば、もう少し違った日本があったのかな、と思ったりもした。*2なんにせよ日本の上場企業にコーポレートガバナンスが根付いてくれると、幸せな人が増えて良いな、と個人的にも感じた。まずは、自分が出来ることを着実にやっていきたいな、とそんな事を考えた。
いろんな事やめてみた実体験が書いてある本なんだけど、読むと非常に励ましを受ける。使わない物を整理することで、新しく楽しい物が身近に増えるのは確かにその通りだし、考え方を整理し、古い執着を捨てることで、新しい考え方が身につき、幸せに近くなる、というのも書いてある通り。
この本の最後の方に出てくる「自分の気持ちを整理して行動を変えることができれば、自分でしあわせを見つけることができる」という言葉は、ほんと心が温かくなるな、と思った。巻末の一言も非常に良い事が書いてあり、読む度に「うんうん、その通りだよね」と深く頷くばかり。サクサクと読めるし、本当に良本だと思う。
一読して、あまりに面白かったので、すぐさま再読を開始してあっという間に読了。2回連続読ませるだけの吸引力がある本。努力・成長が自分の幸福感に繋がるので、成果を求めたり成果が必ず出るなんて考えるのもおこがましい、とか、行動から感情をコントロールできる、とか、外部から批判されたときは「知るかバカ」と思っていれば良い、とか、名言揃いすぎて、読んでいて非常に心地よい。なんか、宗教にも繋がる普遍的な言葉である感覚があるね。何かを極めた人にしか見えない世界があるというか。何にせよ、また忘れた頃に再読したい。
わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か (講談社現代新書)
- 作者: 平田オリザ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/10/18
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現代は、きちんと自分の主張が出来る、と、空気をきちんと読む、というダブルバインドになっている、というのは確かにその通りだなと思った。自分自身もその矛盾に日々悩まされているので。その矛盾をどのようにかき分けて行くのか、という事のヒントが書いてあると良いなぁ、と思って読み進めたが、具体的な解決策が提示されていなくて、ある意味残念だった。ただ、そう簡単な解決策が無いからこそダブルバインドになるわけで、ダブルバインドの状態をきちんと認識しつつ、抱えて生きていくしか無い、という事は理解できたので良かったかな。
その他は、会話をする上で、冗長率のコントロールが大切とか、インプットとアウトプットは同時に行われるとか、言語が成熟するのに十年単位の時間がかかるとか、読んでいて示唆に富んだ内容が多くて面白い。また、忘れた頃に読み返したい。
これまた再読。読み直してみて、「ああ、全然出来てないなぁ」と思うくらいに本の内容を忘れていた。とりあえず、自己肯定から始めて見ようと思って、遠い昔にインストールしたiPhoneの「良い事3つ記録」アプリを使ってみることにした。確かに毎日楽しいことを3つ記録することで、自己肯定感が広がり自分の中で余裕が出来た気がする。あと、違和感があることは実行していることだ、という事も確かにその通りで、違和感を感じなくなるまで実践を続けたいな、とそんな事を思った。また、数ヶ月後に再読したい。
この本を読むと自分自身が惰性で行っている事で、これをやめた方が良いのでは、と思う事がたくさんある事に気がつく。作者自身が身を削って自分のだめなところを紹介してくれているので、こちらとしても「ああ、これは確かに無駄かも」と思って、いろんな事をやめられるんだろうな、と思う。この本を読むといろんなことをやめることができた。いろんなものをやめてみることで、生活ってずいぶん軽くなるなぁ、と改めて感じたりもした。
ダメな自分を認めたら、部屋がキレイになりました (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
- 作者: わたなべぽん
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
- 発売日: 2015/02/27
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他人の部屋ながらも、汚い部屋がキレイになっていく様を見ると、ああ、物を捨てると快適になるよね、というのが良く分かる。自分の家の一角も似たような感じになっているところがあるので、この本のノウハウを使って、ちょっと綺麗にしても良いかな、とか思った。何にせよ、整理本を読むと部屋の整理がやりたくなるし、必要最小限なものと楽しく過ごせるのが一番だよな、とそんなことを思った。
話題の作り方みたいな事が書いてある本と思いきや、笑顔が無い人はマイナスからのスタートになるとか、声の印象(音の高さ)が大切とか、自分のタイプを理解して強みを生かすとか、聴くのは話すのよりも3倍体力がいるとか、相手のリズムを殺さずに話すとか、相手の情報を蓄積するとか、自分が話す内容よりも、どうやって話すのか、という形の話がたくさん書いてあり「なるほどこういうアプローチは大切だよな」というのが良く分かって面白かった。
相変わらずの森節で楽しめる。周りから与えられる物では無くて、自分が楽しさを見つけることが出来れば、楽しさが加速していく、というのは確かにその通りだよな、と思ったりもした。ちょっと、自分の夢について時間を取って色々と考えてみたい。また、周りの価値基準に引っ張られる事なく、自分の中に明確な基準を持って、自分自身を強化していけば良い、という話も書いてあり、上述の梅原大吾さんと近い事を言っているね。自分自身が一番厳しい視点をもっているが故に、自分自身をごまかすことができない、というのも確かにその通りだよね。
まんがでわかる自律神経の整え方 「ゆっくり・にっこり・楽に」生きる方法
- 作者: 小林弘幸,一色美穂
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2017/06/14
- メディア: 単行本
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薄いのでサクサク読める内容。自律神経を整えるためには、お水を飲むと良い、上を向くと良い、周りのせいにせず自分でなんとかするしかないとあきらめるとストレスが消える、周りに感謝すると良い、早寝早起きが良い、食事の時間は一定に、という風に、まぁ、割といろんな本に書いてある内容の再構築ではあるんだけれども、まとめて書いてあると改めてなるほど、と思う。こういう習慣を生活に織り込んでいきたいな、と思ったりした。また頻繁に再読したい。サクサク読めるしね。
という感じで、11月は再読とまんがで読む、的な本をたくさん読んで終わった印象があります。12月は9冊読んで、煩悩の数と同じだけ本を読みたいなぁ、とそんなことを思ったり。
2017年10月に読んだ本をレビューする
9月に読んだ本は9冊でした。年初から89冊読んだ計算。このペースだと年間100冊は超えそう。*1
さて、例によって個人的に面白かった順に並べてみます。
ニュースステーションって、久米宏さんが細部に至るまで考え抜いて作った番組だったんだな、というのが良く分かる内容でした。服に合わせてペンの色まで変えているとは思わなかった。ここに書いてある以外にも色々有りそうで、もっといろんな舞台裏の話が読みたいな、と思ったりもした。ベストテン見て、ニュースステーションを見た世代の人なら、猛烈に懐かしく、そしてこの番組が出来た舞台裏が見れて非常に面白く読めると思う。個人的にはドストライクの内容で、久しぶりに本を一気読みした。世代限定で本当にオススメ。
釈迦の言葉を(超約的な)現代語訳にし、現代人にもわかりやすい内容で伝え、更に解説を加えているという本。釈迦の時代から人の悩みって同じだし、人の本質というのは良くも悪くも進化しないものなんだな、と思ったりもした。たとえば、「悪口なんて、原始時代から言われているので、当たり前の事なんだ(だから気にしてもしょうが無い)」とか、「周りが何をしてもこちらが心を動かさなければ、攻め手は一切中に入れない」とか、「嫌な思いをするのは、自分の悪行の借金を返しているので、悪行が消えたと思えば気が楽になる」とか、「意識すれば、自然に良くないことは消えていく」とか、「人間の脳は何を手に入れても不満足に陥るという構造的な欠陥がある」とか、示唆に富んだ内容が多く、明日から直ぐに使える内容だな、と思った。良本。こちらもオススメ。
新本格ミステリ30周年記念の豪華な7名の作家によるアンソロジー。十角館の殺人による衝撃は今だ衰えず、という感じかな。あの作品があったからこその、30周年な訳で。個人的に近年は新本格の作品を殆ど手に取らなくなったけど、久しぶりに新本格作家達の短編を読んで「ああ、新本格って、やっぱり面白いな」と改めて思ったりもした。
どの作品も面白く外れなし。こういう良質な短編集を読むと単純に幸せになれるよね。個人的に好きだったのは、我孫子さんの作品と綾辻さんの作品。単純にこの二人が好きだという事もあるんだけど、両者共に自分の持ち味を存分に発揮していると思った。まぁ、綾辻さんのは完全に新本格ファン向けの話なので、正直好き嫌いはあるのかなと思ったりもするけど、個人的にはドストライクでした。
自分の小さな「箱」から脱出する方法 ビジネス篇 管理しない会社がうまくいくワケ
- 作者: アービンジャー・インスティチュート,中西真雄美
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2017/08/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「自分の小さな「箱」から脱出する方法(いわゆる箱本)」の続編。応用編というか。行動だけ変えてもうまくいかず、土台であるマインドセットを変えないと意味が無い、というのは確かにその通り。そのマインドセットは「外向き思考」であり、外向き思考とは、他者をモノではなくヒトとして見る、「他者を考慮とした目的と行動」を取る事。いきなりマインドセットを変えるのが難しいけども、日々の積み重ねで変えていきたいな、と思う。また、「箱本」も読み直したいな、と、そんな事も思った。
長期的な得を取るために、短期的な損を上手く取ると良いよ、というのが端的に書いてある本。知り合いからのお薦めで読んでみたけど、いろんな発想の転換のきっかけになるフレーズが多くて為になる。車間距離を適切にあけると渋滞が起きにくくなるとか、混んでいる電車があると1本外した方が空いたのに乗れる、とか利他的な行動を取った方が全体最適になる(フリーライダーがいない場合)とか。全般的にたとえ話や実例が多くて、読みやすい内容。
完全なるファンブック。米澤さんファンと古典部シリーズファンのための本という感じ。古典部の短編集も入っていてお得感もあるし、北村薫さんや綾辻行人さんとのインタビューも読めるので、新本格ファンにも割とお薦めな内容な気がする米澤さんの講演会の内容も載っており、物語とは何なのか、何故物語を書き続けるのか、という理由が書いてあって非常に興味深い内容だった。
古典部メンバー4人の想定本棚も面白かったけど、個人的に割と読んだことが無い本が多くて、どれか読んで見たいな、とか思ったりもしたあとこの本自体をあっという間に読み終わってしまったので、もう少し厚いと更に嬉しかったかも。
この本は実用書版は読んだことが無く、まんが版の評判が良いので読んで見たけど、非常に良い出来でした。「自分の頭の中をそのままコトバにしない」「相手の頭の中を想像する」「相手のメリットと一致するお願いをつくる」というこの3つの単語を100回唱えるだけで、明日からの生活が大きく変わる気がする。登場人物達が個性は揃いで、ページ数は少ないけど、まんがとしても楽しめた。実用書版も読んで見ようかな。何度も読む事で、メソッドが身につくと思うからね。
ジブン手帳の活用術としては面白かったのだが、はじめてジブン手帳を買う人が何を買えば良いのか、複数種類手帳はあるが何が違うのか、がいまいち分かりづらい内容ではあったな、と思った。あとオフィシャルHPの作りもイマイチで、結局、ネットで調べて、良さそうなブログを読んでようやく違いが分かった。公式ガイドブックもHPもわかりにくいとかどうなのよ、と思わなくもない(笑)
まぁ、手帳自体は良さそうなのは分かったので、来年度はジブン手帳にしてみる予定。
久しぶりに再読したけど、斉藤一人さんの言葉はやっぱり良いな、と思ったりもした。付属CDも久しぶりに聞いて見たいな、と思ったり。「人間は最高で78%だ」というのも確かにその通りだよね。問題が起こったら、そこから学び、自分を修正し、また体験して学べば良い、というのも頷けるばかり。笑顔と愛は大切だよな、と本当に思う。また、忘れた頃に再読したい。
という感じで10月も読書が楽しめました。今年も残り少なくなってきたけど、面白い本を引き続き読んでいきたいな、とそんな事を思う今日この頃でありました。
*1:まぁ、「マンガで読む」とか入っているので、若干ズルは入ってますけどね。
2017年9月に読んだ本をレビューする
9月に読んだ本は10冊でした。年初から80冊読んだ計算。今月はあまりゲームをやらなかったので、読書量は平常月どおりという感じでした。このところ小説成分が足りないと感じたので割と小説多めですが、どれも楽しく読むことが出来ました。
さて、例によって個人的に面白かった順に並べてみますが、どの本も非常に面白かったので、今月も順番に大きな意味はありません。良い本を読める幸せってあるな、とそんな事を感じた今日この頃であります。
勝ち続けるというのは、毎日自分が成長する実感を持つ事、そのことこそが幸せにつながる、という事をわかりやすく何度も説明してくれる本。ウメハラさんの本は過去に数冊読んでいるけど、個人的にはこれが一番面白かった。周りの評価を気にすると、周りに自分の価値観をコントロールさせる事にも繋がるため、自分自身がきちんと成長し、その成長を自分が分かっているのならば、周りの評価を気にせずに幸せになれる、という事が書いてあり、本当に良い考え方だなと思う。もちろん周りの流れを無視してよい、という話ではなくて、自分が幸せになることで自立が出来、その結果として他人との関係性につながる事が出来るんだろうな、とそんなことを考えた。読み終わって直ぐに再読を開始するくらいには面白い。今月の白眉、ですね。ゲーマーには特に突き刺さる内容だと思います。
1Q84は今月はBook2〜6の5冊を読みました。ちなみに再読です。ハードカバーで買い文庫で買い直しました。物語のラストシーンは覚えているけど、どのようなストーリー展開か殆ど覚えていなかったので、はじめた読んだかのように楽しめた。。ハードカバーは割と仕事が忙しい時期に読んでいたので、余り内容を覚えてないのかもしれないなぁ。
再読してみて重要人物があっさりとフェードアウトしてしまったり、いきなり超自然的な事が起こったり、終盤戦は主張人物の一部が殆ど動かない展開になったり、いろんな重要な伏線にオチが付いてないし、と割とチャレンジングな内容だったんだな、と。まぁ、いろんな事は言いたくはなるのだけど、読み終わるまではあっという間で村上春樹という作家は豪腕だなぁ、と感じた1作品でもありました。
本好きの下剋上?司書になるためには手段を選んでいられません? 第三部「領主の養女V」
- 作者: 香月美夜
- 出版社/メーカー: TOブックス
- 発売日: 2017/09/09
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本作で第三部完結。この物語も思えば遠くへ来たもんだ、的な展開になってる。序盤の展開(カルチャーギャップを埋める)がものすごく好きだっただけに、その展開が減っているのが個人的には若干の食い足りなさがあるんだけど、今の展開も嫌いでは無い。作者が書きたいことを書いているというのが伝わってくるので、こちらとしても物語に身を任せればよいな、という気持ちになる。一応、ウェブ版はラストまで読み終わっていますが、書籍化する都度、読み進めたいな、と思っています。ただ、このあと何冊、出るんだろうね(笑)
メモを「まとメモ」「つくメモ」「つたメモ」の3種類に分類し、情報をまとめるメモ、アイデアを作るメモ、人に伝えるメモの作り方を、それぞれ丁寧に説明している。
メモは取りっぱなしだと腐る、というのは確かにその通りだし、メモは「○」を付けるだけでも良いとか、○は一回に3つまでとか、デジタルメモについてはタグを複数付けておくと良いなど、きわめて具体的にメモの取り方が書いてあり、どれか1つだけでも取り入れるだけでも仕事の進め方がガラリと変わると思う。良本ですね。
嫌われる勇気の応用編というか実践編という感じの内容。前作は複数日に渡っての対話という形式だったけど、今作は一晩で語り明かすといった形式になっており、この形式の影響もあると思うんだけど、前作の方がより心の奥底に言葉が届いたな、という印象がある。ただ、本に載っている言葉はどれも「自分が幸せになるために必要な言葉」だと感じたので、きちんとメモを取っておき、折に触れて見直すと共に、日々の生活に織り込んでいきたいな、と思う。
ぶっとんだ目標を作る→毎日眺める→3つやることを決める→10秒でやることを書く→実行する という内容。あとは、この行動を後押しするために、毎日3つ良い事を探す→その良い事について10秒考えて書く、という感じの内容。アクションとしては簡単だし、ノート1冊購入して実行すれば良いので早速ノートを買ってみた。目標設定をざっくりやってから、早速試してみる予定。
あと余談ながら、この本の内容は世の中で先行する本(特に神田昌典さん)の影響を多分に受けているので、参考文献としてあげておくのが礼儀なんじゃないかな、とちょっと思った。まぁ出版社も同じなので、その辺りの折り合い(とか調整)は付いているのだとは思うけど。
という感じで、9月も楽しく読書が出来ました。10月もそれなりに本を読んでいるので、この調子だと年内100冊は読めるかな、と思ってます。まぁ、もう少しゲーム成分を増やしても良いかなぁ、とぼんやり考えたりもしてる。積みゲーも頭がクラクラするほど残っているからね。
2017年8月に読んだ本をレビューする
8月に読んだ本は5冊でした。年初から70冊読んだ計算。今月はドラクエ11を遊んでいたのでこの冊数。*1ゲームを遊んでいたのでこの冊数になったのはある意味、想定の範囲内。ただ9月は読書の秋でもあるので、もう少し読書成分を増やしたいな、と思ってる。あとは、相変わらず物語成分が少ないので、来月は小説成分を増やしたいな、とそんなことを思います。
さて、例によって個人的に面白かった順に並べてみますが、今月はどれも非常に面白かったので、順番に大きな意味はありません。
・嫌われる勇気(再読)
・1Q84 1(再読)
・もっと、やめてみた
・やめてみた
・ダメな自分を認めたら、部屋がキレイになりました
嫌われる勇気は、再読しても猛烈に面白かったのでこの順位で。「すべての悩みは人間関係である」から始まるアドラー心理学の本だけれども、読んでいる最中から日々の人間関係の悩みが少しずつ解消していく、という素敵な本。アドラー心理学は色んな啓発本やらビジネス本に引用されている内容が多く、既に知っている知識も多いのだけど、改めて体系立てている本を読むことで、理解も深まるな、と思った。定期的に読み直して自分の血肉にしたい。あと、アドラー曰く「アドラー心理学が身につくのに今まで経過してきた人生の半分の期間がかかる」との事なので、焦らずゆっくりと身につけていきたい。*2
1Q84は言わずと知れた村上春樹の長編小説。過去にハードカバーで読了済みで、文庫化したら再読しようと思っていたんだけど、そのことを唐突に思い出したので購入してみた。早速1巻(ハードカバーで言うとBook1の半分)を読了。冒頭のシーンは印象深いので流石に覚えていたし、物語の構成(2人の物語が交互に語られる)というのも分かっていたけど、細かい話は割と忘れていて楽しんで読んでる。続きも楽しみながら読み進めたい。
やめてみた、もっと、やめてみた、ダメな自分を認めたら、部屋がキレイになりましたの3冊は、わたなべぽんさんが書いた本。過去に同作者のダイエットの本を読んでいて、割と共感できたので、この3冊を買ってみた。どの本も「幸せな人生を生きるための秘訣は、自分が楽しくないと思ったことをやめること。やめることで自分がやりたいことが浮き彫りになり幸せな日々を過ごせるよ」という内容。エッセンスを知りたいだけなら、どれか1冊読めば良いとは思うんだけど、漫画仕立てでもあり、サクサク読めるのでお布施の意味も込めて全部購入。*3この本たちのおかげで、割と色んな事がやめられた気がして、幸せな人生に近づいた気がする。オイラが何をやめたのか、は別途まとめてみたいな、と思う。
もっと、やめてみた。 「こうあるべき」に囚われなくなる 暮らし方・考え方 (幻冬舎単行本)
- 作者: わたなべぽん
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2017/07/19
- メディア: Kindle版
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ダメな自分を認めたら、部屋がキレイになりました (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
- 作者: わたなべぽん
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
- 発売日: 2015/02/27
- メディア: 単行本
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という感じの8月でした。
ちなみにドラクエ11は、PS4で遊んでいて無事に裏ボスまで倒しまして、プラチナトロフィーも達成。細かい部分では色々と言いたいことはあるけど、ストーリー的には割と心に残るシーンも多かったし、原点回帰という意味でも良いゲームだったな、と思うし、過去作の中でも屈指の出来だと個人的には思いました。
さて、9月は本をたくさん読みたいなと思う。1Q84は残り5冊なのでサクサクと読了すると思うけど、その他たまっている実用書も崩していきたいな、と思ってます。良い読書で、良い人生を(笑)
2017年7月に読んだ本をレビューする
7月に読んだ本は7冊でした。年初から65冊読んだ計算。残り5ヶ月だとして、年間100冊読もうとすると、毎月7冊読むとクリア出来る計算。まぁ、冊数に大きくこだわらずに、面白い本を読みたいな、とは思う。ちょっと物語成分が薄い月だったので、8月はもう少し物語中心に読み進めたいなところ。
さて、例によって個人的に面白かった順に並べてみます。
・江神二郎の洞察
・ぬかよろこび
・自分の時間を取り戻そう
・投資家が「お金」よりも大切にしていること
・ストレングスファインダー2.0
・スローライフでいこう(再読)
・原因と結果の法則(再読)
江神二郎の洞察は、有栖川有栖さんの推理小説(短編集)。久しぶりの学生アリスシリーズだし、オイラにとって久しぶりの推理小説でもある。短編はどの話も水準を超えていて面白かったけど、何より登場人物達の掛け合いが楽しかった。学生アリスシリーズは長編が4つあるんだけど、個人的には「双頭の悪魔」が今の所のシリーズベストかな、と思います。*1学生アリスシリーズも残りは長編と短編が1冊づつとの事ですが、残りも首を長くして待ちたいと思う。このシリーズの最大のテーマである*2江神さんの件が、どのような結末を迎えるのか、が今から楽しみでもあるし、怖くもある。
ぬかよろこびは、水曜どうでしょうでおなじみの嬉野さんの本。エッセイ集なんだけど、ものすごく良い話と、ものすごくどうでも良い話が重なり合ってる不思議な本。全て良い話にしてしまうと説教くさくなってしまうので、適宜混ぜているとは思うんだけども、玉石混淆感がなんとも言えず良い味になってる。水曜どうでしょうが面白いのは、この人の影響力も大きいんだな、と改めて感じた。書いて有ることはうなずける内容が多く、参考にしたい事も多かった。
自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方
- 作者: ちきりん
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/11/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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自分の時間を取り戻そうは、ちきりんさんの本。生産性を上げることが、これからの社会を生き抜くためにはには必要だ、という事がメインテーマの本。なかなか頷けることが多かった。「やりたいこと」を先に穴埋めする事で、「やらなくてはいけないこと」の生産性が上がるというのは、確かにその通りだと思ったので。ただ、この手の本をたくさん読んでいる人は、どっかで読んだ話も多く、若干食い足りなさが残るのも事実。とはいえ、全体的に読んで損なしの内容だとは思うので、休みが取れなかったり、残業が多くて困っている人は、読んでみても良いと思う。
投資家が「お金」よりも大切にしていることは、ひふみ投信の藤野さんの本。どのような会社に投資すべきか、そもそも会社という存在は何なのか、を丁寧に説明してあり、投資をする人から、会社経営者、会社に勤める前の学生の方が読むと非常に良い本だと思った。もちろん、普通の会社員もね。心に残った言葉としては、「清貧、汚豊だけではなくて、清豊を目指すべき」「消費活動は社会貢献活動である。」「投資は今にエネルギーを投入し、未来からのお返しをいただくもの」かな。このキーワードに興味がある人は、読んで損なしだと思う。
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
- 作者: トム・ラス,古屋博子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2017/04/13
- メディア: 単行本
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ストレングスファインダー2.0は、Webアンケートを答えることで、5つの自分の強みを教えてくれ、その強みをどのように生かしたら良いか、が書いて有る本。孫子的な。遠い昔にやったことが有り*3、そのときから比べると幾つか変わっていた。元気があれば何処が変わったのか、また変わった強みをどのように生かすのか、について文章を書いてみたい。
スローライフでいこう―ゆったり暮らす8つの方法 (ハヤカワ文庫NF)
- 作者: エクナットイーシュワラン,Eknath Easwaran,スタイナー紀美子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2001/03/01
- メディア: 文庫
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スローライフでいこう、は何度目かの再読。個人的な座右の書。寝る前に読むと安眠できる。改めて読み直して、一つの事に集中して生きることって大切だよな、と思ったりした。食べながらテレビ見たり、スマホ見たりするのはなるべく控えたいなぁ、なんてそんなことを思った。
原因と結果の法則も、何度目かの再読。寝る前に精神を落ち着かせる本を読んだ方が良い、と思い立って、スローライフでいこうに引き続き読んだ。引き寄せの法則とかの原書、と言われているけど、読み直してみて、成果を得るには犠牲が必要とか、精神を落ち着かせることで周りの環境も平穏になるなど、深いことがサラッと書いてあるな、と感じる。また、忘れた頃に読み返したい。
さて、久しぶりに推理小説を読んで楽しかったので、長らくペンディングにしていたリンカーンライムシリーズの読み直しでもやろうかなぁ、とぼんやり考え中。前にブログで書いたけど、推理小説が好きならリンカーンライムシリーズは本当に読んで損なしだと思う。ともあれ、間違いなく面白い事は分かっているシリーズを読み返す幸せってあるな、と思う。
- 作者: ジェフリーディーヴァー,Jeffery Deaver,池田真紀子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2003/05/01
- メディア: 文庫
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