ワクワク人生のススメ!

自分がワクワクすることを沢山書く事で、人生を楽しくしたいな、と思ってます。

2016年8月に読んだ本をレビューする(前編)

2016年8月は22冊本を読みました。たぶん、中学生以降では最高記録。ちなみに小学校の頃は図書館に入り浸りだったので、ものすごくたくさん本を読んでいた。(多分1冊/日以上のペース)

 

ともあれ、ここまで本が読めたのはなんと言ってもAmazon Unlimitedのおかげ。無料期間中に14冊読みました。これに加えて実際の本を8冊読んだので22冊。

 

あと、余談ながらAmazon Unlimitedでは普通の本以外にもマンガや雑誌をものすごくたくさん読みました。*1たぶん定価ベースで1万2千円以上は読んでるので、Amazon Unlimitedが約千円/月だとすれば、1年分の料金を無料期間中に読んだ計算。非常に満足です。

 

さて、流石に22冊全部レビューすると大変なので、通常本*2とUnlimited本に分けてレビューしたいと思います。今回は前半の通常本8冊です。例によって読んで面白い順に並べてみて、上位3つについて主に感想を書いてみようと思います。

 

 ・カズ語録

 ・最高の休息法

 ・さよならは小さい声で



 ・死神の浮力

 ・プロレス語辞典

 ・知的トレーニングの技術

 ・昭和な街角

 ・1回5分体が喜ぶ健康術(3回目)

 

 

カズ語録 (PHP文庫)

カズ語録 (PHP文庫)

 

 カズ語録は、オイラが個人的に大好きなサッカーの三浦知良(カズ)さんの名言集を集めた文庫。ページのど真ん中に大きな文字で名言が書いてある構成なので、文章量が少なく非常にサクサク読める。ただ、収録された言葉はどれも含蓄が深い内容で、折に触れて何度も読みたいな、と思った。個人的には東日本大震災のチャリティーマッチでカズが決めたゴール動画は大切に保存してあり、たまに見たりする。見る度にこちらが思わずガッツポーズしちゃうくらい、ほんと良いゴールだなと思うんだけど、このゴールの事も書いてあったする。オイラ的にはこの本は殿堂入りというか別格で1位ですね。

 

 

世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる

世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる

 

 最高の休息法は、普通の月なら間違いなくぶっちぎり1位の内容の本。メンタルタフネス(瞑想)について書いてある本で、様々な論文で言及された内容を、物語調にわかりやすくまとめて書いてある本。簡単に要点を書くと、自分が精神的(および肉体的)に疲労しているのは脳の自動運転が原因で、瞑想をして自動運転を止めれば脳が疲れなくなる。そして、瞑想をすることで(脳の可塑性を利用して)脳の自動運転を止める回路を作ることができ、この回路ができれば疲れにくい脳味噌(および体)が作れる、という話。

 

自動運転で自分が疲れ切っているという点と、疲れにくい脳味噌は自分で構築できるという点は、本当に目から鱗が落ちた。この概念を読むだけでもこの本を買った甲斐があったな、と思った。そして、実際に各種瞑想(歩行瞑想や食事瞑想等)を実践していると、確かに体中にまとっていた倦怠感が徐々に薄れてきて、日々の生活を楽しく過ごせるようになってきた。瞑想については色んな本を読んでは実践し、そのうちやめてしまうというサイクルを繰り返していたけど、ちょっと真剣に瞑想について学び直して、習慣付けしたいなと思った。

 

何にせよ、箱本*3と同じくらいオイラの座右の銘はほぼ確定な本。ちなみに電子書籍で購入したんだけど、実本でも買い直そうかな、と思ってる。

 

さよならは小さい声で (PHP文庫)

さよならは小さい声で (PHP文庫)

 

 さよならは小さい声で、は松浦弥太郎さんの本。弥太郎さんの本はたまに買って読んでるけど、どれも読む度に非常に良い本だなぁ、と感じる。具体的にどのように良いのか、が非常に伝えづらいんだけど、弥太郎さんの生き方や考え方に非常に共感できる。あと、この方が様々な痛い目にあって得た経験を惜しげも無く披露してくれるので、オイラが実際に人生を生きていく上での羅針盤にもなる。この本はストーリー仕立ての短編集となっているので、読みやすくて松浦弥太郎さんの本は始めての人にもお勧め。

 

死神の浮力は、伊坂幸太郎さんの死神シリーズ。前作は短編集だったけど、今作は長編。個人的には短編の方がこのシリーズの設定*4が生きると思うし、今回の長編では取り扱っているテーマが重すぎるので個人的には好みでは無かったかな。まぁ、文章はうまいので読む手が止まらず最後まで読めたので、さすがではあるんだけど、テーマ的に再読はしないかなという感じ。ただ、無性に前作が読みたくなったので、今度電子書籍で前作を買おうかなとか思ってる。

 

プロレス語辞典は、プロレス初心者からベテランまで楽しめる本。プロレスの基本知識が序章に書いてあって、初心者にとってプロレスというものがどういうルールに基づいてやっているのか、が分かって面白いし、ベテランは「なんでこんなマニアックな項目まで書いてあるんだよっ」という突っ込みを入れられるので面白い。コアなプロレスファンから、最近プロレス見始めました、という人までオススメ。

 

知的トレーニングの技術は、半年くらい前から読んでいたと思うんだけど、ようやく読了。序盤は示唆に富んでいて面白かったんだけど、後半に向けて難解になっていき、オイラの脳味噌のキャパを超えた、という印象。序盤だけでも相当面白いので読む価値ありだけど、後半までは無理して読まなくても良いかな、というのが個人的な感想。*5

 

昭和な街角は、火浦功の未発表作品を集めた本。お布施のつもりで購入。サクサクと読了したけど、まぁ、なんというか「懐かしい」という言葉しか出てこない。昔の社会情勢が分からないと面白さ半減な気がするし、火浦さんの文体って良くも悪くも軽いので今時の文章では無いなぁ、とも思った。ただ、最後の方に挟まれていた中編が割ときちんと完結していてびっくりした。なんだ、こういう話もきちんと書けるんじゃん、とちょっと関心した。*6コアな火浦ファンにはお勧めしますが、まぁ、普通の人は買ったら面を喰らう内容だとは思うし、あんまり楽しめないんだろうなとも思う。

 

1回5分体が喜ぶ健康術は3回目の読了。寝る前に読んで、朝実践するというサイクルが一番良い使い方かな、とも思ってる。何にせよ、この健康術をやると肩こりや腰痛が治るし、サボると肩こりと腰痛が復活するので、非常に有効なんだろうな、と思ってる。現在はサボり気味で肩こり気味。そろそろ復活しようかな、と思ってる。上述の瞑想と、この健康術は身につけると一生モノのノウハウだと思ってるので、今年の残り時間を使って習慣化したいな、と思ってる。


という感じで、8月の8冊レビューは終わり。Kindle Unlimitedで読んだ残り14冊は別エントリでレビューします。まぁ、ほんと8月は本をたくさん読んだな、と改めて思う。本を読むと人生の密度が濃くなる気がするので、流石に1ヶ月20冊ペースを続けるのは無理だけど、毎月10冊前後は読みたいなと思う。

 

 

自分の小さな「箱」から脱出する方法

自分の小さな「箱」から脱出する方法

  • 作者: アービンジャーインスティチュート,金森重樹,冨永星
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2006/10/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 156人 クリック: 3,495回
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*1:流石にマンガと雑誌の数は数えてないw

*2:要はお金を払って読んだ本ね

*3:自分の小さな「箱」から脱出する方法、の事

*4:死神が人間の形をしていて実在する

*5:もちろん、なんなく読み通せる人も多いとは思うけれども。

*6:割と上から目線w

常識があってからの常識破り

 
「入社前に一般常識試験をしておきながら、入社後には常識にとらわれないチャレンジを!」と言われる矛盾についての回答を書いてみる。
 
まず、
・一般常識を知っているのが優先
・その上で、常識を破る
という順序になるわけで、逆は無いというのが結論。
 
一般常識というのは、言ってみれば「共通認識」であるわけで、社会全体にある暗黙のルールみたいなもの。もちろん、現在の総理大臣は誰、とか、今の消費税率は何%か、という事も含まれる。 ともあれ、共通認識というのは、土台と言い換えても良いかも知れない。家を建てる前にきちんとした地ならしやら、基礎工事は必要な訳でそれなしにきちんとした家は建たない。
 
ということで、「一般常識が必要ない」というわけではなくて、一般常識は必要不可欠。一般常識という土台があるからこそ、チャレンジができたりやらイノベーションが産まれるというわけ。なので、「一般常識はきちんと把握しておく必要はある」し、「会社が矛盾したことを言っている」という訳でもない。
 
守破離」とか「型破りと型崩れの違い」なんかも端的に同じ事を言っていると思う。
 
守破離」というのは、まずは師の教え(型)を守り忠実に実行してみるのが「守」、その後、師の教え(型)を修正しそれを実行するのが「破」。最後は師の教え(型)から離れ、教えや型を意識せずに自由に活動することが出来る境地に達するのが「離」、ということ。「型破りと型崩れの違い」は、型を身につけた人が(その型があるのを前提として)型を破ることで新機軸を打ち出すことが「型破り」で、型がないままで新しい事をやろうとするけど上手くいかないのが「型崩れ」。
 
まずは先任の教えを守り、既存の型を身につける事から始る。一度、型が身につけば型のメリットデメリットが見えてくる。そうした後に、型を破り、自分なりのあらたな型を構築する、そして型から自由になる、という流れになるのだと思う。また、仕事の出来不出来というのは、如何に過去の良い型を流用して良い型を構築できるか、また陳腐化した型を如何に作り替えるか、にかかってくるからね。
 
ともあれ、まずは「一般常識」をきちんと身につけることが大切。その後、一般常識を疑い取捨選択をし、自分ならではの軸を構築していけば良いんだと思う。良い社会人生活を。
 

補足

結構前に「一般常識を入社試験で求めておきながら、会社に入ると『常識にとらわれずチャレンジして欲しい!』とか言われて、どうしたら良いかよく分からない」という話を聞いた事があり、当時その対処方法を書いていたんだけど、今更その文章を見つけたのでちょっと直してアップしてみた。どなたかの参考になれば幸いです。
 

kindle unlimited2週間くらい使ってみた感想

 
本好きならこのビックウェーブには載らない手は無い、という事で早速kindle unlimitedを2週間くらい使ってみた感想をザックリ書いてみます。
 
先に結論を書いておくと「本好きなら登録して割と損なし。読みたい雑誌があるなら継続するのはあり」という感じかな。
 
個人的には読みたい雑誌が割とあるし、読んでみたい本もたくさんあるので無料期間終了後も1ヶ月は継続する予定。ただ、小説や新書、マンガは最新刊が弱い印象が否めないので、これからの拡充に期待したいところ。
 

<良い点>

・ある程度の雑誌が読み放題*1
・無料漫画アプリで読める漫画も広告や時間制限なしで読める
・無料漫画アプリで読めない無料の漫画がある。*2
・最近発刊のビジネス書が何冊か読める*3
・古典の良書がそれなりにある*4
・海外小説が思ったよりたくさん読める*5
新本格推理小説も1巻限定だけど、割とたくさん読める
・昔読んだけど、売ってしまった本が躊躇無く読み直せる*6
 

<悪い点>

・類似サービスと比較して雑誌が少ない
・検索がしにくい(例えばマンガや小説はシリーズ単位でまとめて欲しい)
・つい最近購入したばかりの本が入っていると損した気分になる
・超人気漫画はない*7
Kindleアプリ上で読み終わって返却するという動作がやりにくい
・一度読めた本がいきなり読めなくなる事がある。良くも悪くもAmazonの掌の上。
 

<改善して欲しい点>

・雑誌は類似サービスの5割程度には増やして欲しい
・漫画や小説はシリーズ単位での情報が知りたい
 ※何巻完結、既刊何巻(続巻あり)、何巻まで無料という情報は欲しい
・ランキングはシリーズ単位にして欲しい
・レコメンド機能が弱い気がする。もっと面白そうなものを紹介して欲しい。
 
 
という感じかな。まぁ、本が好きな人は本当に登録してみると良いと思う。ただ、冷静に考えると、年間約1万2千円になるので高いと言えば高いので、来月末くらいにもう一度サービスの利用については検討したいな、と思った。
 
また、別のエントリでオススメ本は紹介したいと思うけど、なんか本の入れ替えが割とあるみたいで紹介しづらいのも正直なところ。
 
まぁ、何はともあれLandreaallは読んで見て下さいw 
 
Landreaall: 1 (ZERO-SUMコミックス)

Landreaall: 1 (ZERO-SUMコミックス)

 

 

*1:個人的には週刊プロレスが読めるのは嬉しい

*2:デトロイトメタルシティLandreaall

*3:これは悪い点でもあるね

*4:星を継ぐもの、仕事は楽しいかね等

*5:ハリーポッターカラマーゾフの兄弟

*6:ザックリ分かるファイナンス

*7:当たり前w

ペルソナ4ゴールデン 割とネタバレ有りの感想

 
ペルソナ4ゴールデンについて、割とネタバレありで感想を書きたいと思います。
ネタバレ無しの感想も書いているので、興味がある方はこちらをどうぞ。
 
全体雑感
ペルソナ4って面白いゲームだとは聞いていたけど、他の活動を中止してまでも120時間遊び続けるとは思わなかった。毎日コツコツ遊んでいたハースストーンも完全停止、読書もほぼ行わず、DVD等も見ない、という感じで、自分が自由になるリソースをほぼペルソナにつぎ込んだイメージ。攻略本を読んでいる時間も含めると何時間費やしているか分からない。怖い。
 
元々、真女神転生シリーズは好きで、幾つか遊んでいた経緯はあるので、システムや悪魔には馴染みはあるんだけど、ペルソナシリーズは一つも遊んだことが無かった。なんとなくの食わず嫌いというか。ただ、あまりに評判が良いのと、たまには女神転生シリーズも遊びたいな、と思い軽い気持ちで購入したら大当たり。どんなゲームを遊ぶのかって縁も運もあると思うんだけど、まぁ、ものすごい良縁を頂いたな、という気分。
 
さて、このゲームを2周遊んでみて感じた感想をネタバレ全開で書こうと思います。未プレイな方はこんな文章読んでる前に、是非ゲームを買って遊んでみてください。損はしません。*1
 

オープニングムービー

音楽とアニメーションが融合していて非常に完成度が高い。今考えるとこのオープニングから魂を鷲づかみされたなぁ、と思う。ペルソナ4の世界観をうまく提示しつつ、登場人物を小気味よく紹介していき、ゲームへの期待感を高めてくれる最高の出来でした。ちなみにゲーム内に入っていた無印4(PS2版)のオープニングも見てみたけど、無印のオープニングも非常に完成度が高くて良い出来でした。どちらも甲乙付けがたい。ゲームクリアしてから見ても、良く出来てるなぁ、と改めて感じた。
 

ストーリー面

全般的には完成度が高くて非常に満足。登場人物達はどれも魅力的で、様々な悩みを抱えつつ、主人公と共に成長していく様を見れて良かった。またパーティーの仲間が成長すると仲間のペルソナも成長したり、戦闘中に有利に活動してくれる*2、という展開は良かった。また、パーティーの仲間も温泉旅館の跡取りからスーパー経営者の息子、格闘好き女子、老舗の跡取り、アイドルから探偵までいてバラエティに富んでるのも好印象。
 
不満点としては、1周目遊んだときに真犯人*3が消去法で分かってしまったところかな。舞台が田舎町なので、割と古典的な推理小説の某ネタと同じものを仕込んであるなと、割とあっさり察しがついた。プレイヤーを惑わすような犯人候補*4を追加してくれれば、「あの人、現場に良く出入りするから、犯人だと思っていたけど陰で助けてくれたんだ!」という展開になっても面白かったし、犯人らしい人が多ければ推理も色々出来て良かったのにな、と思ったりもした。
 
あと、「主人公をテレビに入れるようにした」人は、真相が分かったときに唐突感が大きすぎて「こんなのわからんし、びっくりもせんわ!」と思ったのも記載しておきます。もうちょっと伏線やら仄めかしが合ってもよかったのになぁ、と。ただ、2周目遊んで、全ての絆をMAXにしたらちょっとだけ印象は変わった。全員のストーリーを読んでいると唐突感が若干減るね。
 
あとクマの正体がちょっと肩すかしかな。もうちょっとクマという存在自体をストーリーやシステムの根幹部分に絡ませることが出来たんじゃ無いかな、とは思う。たとえば、あの世界の住人をやっている理由は○○で、みたいな裏設定があっても良かった。単に○○から変化しました、だと「は?」みたいな感想しか正直無い。もったいない。まぁ、普通の存在だからこそ良い、というストーリー上の設定もあるので、どっちが良いのか、は難しいけどね。個人的には何かのロジックやら理由が欲しかったし、とある出来事があったので、変化出来たと言う方が物語に深みが出来た気はする。
 
主人公との同居人である叔父といとこはどちらも素敵でした。叔父は適度に威厳がありつつ、とある事件の影響で陰がある設定も良いし、その反面いとこがかわいすぎて、家庭菜園とか手伝ってくれるシーンは飛ばせるのに毎回見てしまった。*5いとこはジュネス(スーパー)を偏愛していて、ジュネスのテーマスングをまねするのも可愛い。とある事情でいとこが居ないときの家庭菜園の切なさといったらなかった。あの展開はうまいなぁ、と思った。
 
あと、物語終盤の事故や病院の展開は唐突感が大きすぎるかな、とは思った。また復活劇も理由が足りない印象。「こういう事例もあるんですよ」で終わらせず、復活の舞台裏として、もう少しクマやら裏設定やら黒幕*6をうまく絡めても良かったのになぁ、と思った。霧の影響で体調が悪くなったけど、クマの力があって復活したとか、黒幕に一矢報いたから復活したとかなら、もっと感動できた気がする。これまた、もったいないな、とか思った。もちろん、全ての場面にきちんとしたロジックを組み込む必要は無いと思うけども。
 
それと、最終場面で叔父が主人公をもっと問い詰めても良いのに「世の中には理解出来ないこともあるんだよな」という独白で叔父の中で自己解決というのも腑に落ちなかった。きちんと説明するか、叔父をテレビに入れちゃえばよかったじゃん。まぁ、余計にややこしい話になったかも知れないけど(笑)
 

システム面

セーブポイントも豊富で、かつセーブ時間も一瞬なのが非常に快適。移動時のショートカットも非常に快適。あとクエストを発注した登場人物に印が出て、クエスト報告しやすいのも良かった。また、日常の時間を消費する際に、登場人物との絆を深めるのを優先するのか、主人公の能力値を高めるのを優先するのか、を選ぶのも良かった。各登場人物との関係性を深めるのには最低10日必要*7だし、主人公の能力(知識、根気等)を高めるのも時間がかかるし、なんにせよゲーム終盤までやることが尽きないのも良いバランス。2周目は自分の能力を1周目から引継で始められるけど、全員との絆を深めようとすると割と日数がギリギリなので、これ本当に良く出来たバランスだな、と感じた。
 

ダンジョン面

 敵の弱点狙うと敵が転倒しもう一回自分のターンになり、全員弱点を狙って転倒させると味方全員で敵全体をボコ殴りできるというシステムが非常に良く出来ている。弱点を全箇所狙うようにペルソナ育てておけば、まぁ戦闘はサクサク進む。また、戦闘終了後にランダムで各種カード*8を得る事が出来るんだけど、ボコ殴りすると必ずカードをゲット出来るので、常に相手の弱点を突くことを考えるとメリットが大きいというシステムも良く出来てる。
 
また、戦闘後のカード選ぶシステムも良く出来ており、複数枚取ろうとすると経験値やアイテムを犠牲にする必要があったり、短期的に「カードによる体力・精神力回復」を選ぶのが有利だけど、長期的には「ペルソナ」「スキルカード」を狙う方が有利、などの二律背反がたくさん仕込んであって、毎回頭使わないといけない。ほんと良く出来てる。2周目最後までカード選択が惰性にならず「カード選択できちんと悩む」事ができるバランスは見事。
 
あとダンジョン入り口でセーブや回復、ペルソナ合体等が可能。過去に自分が作った強いペルソナもお金はかかるけど呼び出し可能。スキルカードシステムにより、自分が好きなスキルを、好きなペルソナに付けるのが比較的容易。ダンジョン内での一度階段を見つけたらいつでも「次のフロアに行く」事が出来るのも猛烈に便利。また、ダンジョン途中で脱出も簡単だし、同じフロアへの復帰も簡単。ちょっと宝箱に敵(シャドウ)が入りすぎだろ!とは思ったけど、まぁそれも許容範囲内。
 
ダンジョン内から戦闘中に至るまで登場人物が良くしゃべるのも好感触。こんなにしゃべるゲームは見たこと無いです。*9ただ、戦闘アニメーションは見応え有るんだけど、何度も同じアニメを何度も見なくてはならず、中盤くらいからは「あーアニメーション短縮(もしくはカット)したいわー」とか感じた。ショートカット機能があればほんと良かった。まぁ、同じアニメを何度も眺めるのも味と言えば味。
 
それと戦闘シーンにおいて状態異常が非常に強いゲームなんだけど、1戦闘が終わる毎に状態異常が自動的に治るのも地味に便利だし、後半になると1戦闘後にHPやSPが回復するので、非常に快適。ダレ気味になる後半に向けてこういうバランスにするのはうまいな、と思う。
  

その他雑感

ゲーム内で季節感が非常に出ている。景色が変わるのは元より、登場人物の服装や音楽まで変わるのはびっくり。本当に丁寧に作り込んであるなぁ、と感心しきり。あとイベント(海、スキー、初詣)に応じて服装が変わるのも良いし、どの服装も非常にセンスが良い。各キャラ毎にイメージカラーがあるんだけど、それを出しすぎず良いコーディネートになってる。
 
また、季節毎の大型イベントは、選んだ登場人物毎に音声付きのセリフがあり、「どんだけ作り込んであるのよ」と更に驚く。1度に見れるのは一人だし、セーブ・ロードを駆使すれば全員分チェックできるけど、全部見る時間は無いので全員分はチェックしませんでしたけど、よくもまぁこれだけ準備したなぁ、と。
 

個人的な改善希望点

・上述のとおり戦闘アニメーションはもっと短縮した方が爽快感が上がると思うし、プレイ時間も短くなって好印象。
・学校メンバーの試験結果が見れると面白かった。メンバーと一緒に勉強するとそのメンバーの順位が上がる、とかだと面白くなった気がする。*10
・仲間がセットできるスキルが8つに限定されており、要らないスキルは捨てるしかなくなるのがちょっと不親切。捨ててしまったスキルは一応復活可能だけど、昼間の時間を使うので現実的で無い。個人的にはスキル自体は全部保持しているけど、一度にセットできるスキルは8種類。ダンジョンによって自由に組み替えられる、という方が自由度が高まって面白かったのでは、と思った。あと、終盤に来ると仲間が持ってるスキルが主人公のペルソナに比べて微妙に弱くなるので、レベル80、レベル90で仲間に限定でスキルカードを各1枚使わせてくれるとか、もっと強いスキルを覚えさせてくれると良かったな、と思ったりした。
 
・登場人物達との関係性は基本的に1ルート*11しかないため、多少の派生があっても良かったかも。たとえば、とあるルートにいくとある秘密が分かって絆が深まるけど、別ルートに行くと違う秘密が分かってその人の別な側面が見える等。あと、ある人と仲良くなると、別の人とは仲良くなりづらくなるとか、長期間話をしないと縁が離れていくとか、実生活でも良くある構造を入れても面白いかもとかちょっと思った。*12
 
・クエストの大半が「一度行ったダンジョンに再度潜って素材をゲットする」というタイプなので、もうちょっとバリエーションが欲しかった。龍が如くみたいに妙なサブゲームを入れてみたり*13、他の登場人物達に絡ませたクエストがあっても面白いなと思った。学校内の派閥調整イベントとか、陽介の成績を上げよう!とか、完二の店の売り上げを上げよう!とか、そういうのもやってみたかった。
 
・あと、パーティーメンバー以外の絆を深めても、「特定のペルソナ合成時にレベルが上がる」という特典しかないのが弱いかな、と。もうちょっと違う意味で有利になる設定になっていると面白い買ったのにな、と思った。お店の人と仲良くなると、思わぬモノが買えるようになるとか、安く買えるようになるとかだったら面白いな、と思った。
 
・夜間バイト時に、自宅でショートカットを使っても、自宅から外に出る→外から商店街へ向かう→商店街でバス停をクリックと3アクション必要なので何気に面倒。自宅で「バイトに行く」を選択→「バイトを選ぶ」と自動的にバイト先、という2アクションなら簡単な気がした。
 
あと全般的に非常にスタイリッシュなゲームなんだけど、メニュー画面がいまいちなのが若干のマイナス点。もうちょっとスタイリッシュなメニューが作れたんじゃ無いかなぁ、とは思った。何度も開くだけに、開く度に「なんかいまいち」という感覚はぬぐえず。最後の方はさすがに慣れましたけど。
 
それと本作とは全然関係無いけどペルソナ3も遊んでみたくなったので、VITAでリメイクしてくれないかなーとかちょっと思った。間違いなく買いますよ。
 

雑感

まー色々と書きましたけど、久しぶりに無類に面白いゲーム遊んだなーという感想。まさか1周目終わった後に2周目にすぐさま着手し、一気呵成に2周クリアするとは思わなかった。おまけにやりこむつもりも無かったけど、プラチナトロフィーまで取ってしまいました。トロフィーの設定もきつすぎず緩すぎずこれまた見事な塩梅。最後まで楽しんでゲームをさせてもらいました。ほんと素敵なゲームでした。ペルソナ5にも期待しています!
 

 

ペルソナ4 ザ・ゴールデン PlayStation (R) Vita the Best

ペルソナ4 ザ・ゴールデン PlayStation (R) Vita the Best

 

 

 

*1:たぶんw

*2:追撃してくれる、状態異常を治してくれる、かばってくれる等

*3:テレビに入れるようにした人じゃない人ね

*4:自警団的に事件を解決しようとしていた人など

*5:流石に2周目は飛ばしましたけど。

*6:霧の世界を作った張本人

*7:一部例外除く

*8:ペルソナやスキルカード等

*9:まぁ、他にもあるかも知れませんが

*10:まぁ、システムとして複雑になり過ぎちゃうかも知れないけど

*11:もしくは恋愛関係になるという2ルート

*12:複雑になりすぎちゃうかもしれないから、今のままでも良いかも知れないけど

*13:これは好き嫌いあるけどw

ペルソナ4ゴールデン ネタバレあんまり無しの感想

 
ひょんな事からペルソナ4ゴールデンというゲームを買って遊んでみた。結論から言うと、「無茶苦茶面白かった。生涯ベスト級のRPG」という感じのゲームでした。なので、久しぶりにゲームの感想を書いてみます。
 
「面白いRPG無いかな」と探している人にはかなりオススメ。ちなみに当該タイトルはペルソナシリーズの4作品目だけど1-3は未プレイでも全く問題なく楽しめると思います。ちなみにオイラも1-3は未プレイでした。

 

ペルソナ4 ザ・ゴールデン PlayStation (R) Vita the Best

ペルソナ4 ザ・ゴールデン PlayStation (R) Vita the Best

 

 

以下に、なるべくネタバレしない程度に感想を書きますが、何を書いてもネタバレには繋がるとは思ってますので、未プレイの方は寛容の心を持ってお読みいただけると嬉しいですし、私の文章など読む前にこのゲームをプレイしてみるのを強くオススメします!
 

・ゲーム購入の経緯と雑感

まず、このゲームを買った経緯ですが、最近、体調不良が長引いている→生活に刺激が少ないのが原因では→ゲーム機でも買うか→VITAがニッチでエッジが効いてて良さそう→VITAといえばペルソナ4が超絶評判良い→本体と一緒に買ってみるか→120時間ドはまりした。という笑っちゃう展開。はまりすぎて別な意味で体調不良になったのはここだけの秘密です。
 
ともあれ個人的に、「最近面白いゲームが無いなぁ」とか思っていたけど、「単に面白いゲームをやっていなかっただけ」という結論になったので、ある意味嬉しかった。まぁ、もちろん人によっては合う合わないがあると思うし、誰が遊んでも絶対に面白い!とは思わないけど、オイラは久しぶりにゲームに没頭することが出来ました。まぁ、止め時が見つからない素敵なゲームでした。
 

・ゲームの概要

家庭の事情で都会から田舎に引っ越してきた主人公がおじさんの家に居候しつつ高校2年生の学生生活を丸1年間過ごす、と言う設定で、学生生活シミュレーションにダンジョンRPGをくっつけた感じのゲーム。古くからのゲーマー向けに書くと、ときメモ女神転生のハイブリッドみたいなゲームといえばわかりやすいかも。*1
 
学生生活シミュレーションは学校、商店街等で時間が経過する事(友達と一緒に過ごす、勉強する、アルバイト等)を行うと時間が経過し、人間関係が深まったり、自分の能力値(知識、根気、等)が上がっていく。自分の能力が上がると、より効率良く自分の能力を上げる事ができたり、お金を稼ぐ事が出来たり、人間関係を深めやすくなる等の特典がある。この自分の能力値はいわゆるRPGの能力値(HP等)からは独立しており、あくまで人間力を高める的なものになっているのがポイント。ともあれ、日常生活を楽しみつつ、定期的な学校イベント(試験、学園祭等)をこなして、とある理由でダンジョンにも潜るという構成。ダンジョンも期限が設定されており、ある特定日までにクリアしないとゲームオーバー、という展開でメリハリが付いている。
 
で、このゲームの肝は、自分の能力を高めつつ様々な人間関係を深めることで、ダンジョンの進行が楽になる、という点。具体的どのように楽になるか、は割とネタバレになるので書けませんが、学生生活とダンジョンRPGがうまく融合しているのが面白い。うまい仕組みを考えたもんだなぁ、と感心しきりです。
 
ストーリーは謎の連続殺人事件が起きた街で、主人公達が真犯人を追うという群像劇。個人的には、真犯人が早いタイミングで分かってしまった*2ので、本格推理という意味では食い足りない面はあったけど、まぁ、そんな事は気にならないくらい周りのストーリー(群像劇)が良く出来てる。登場人物達は様々な悩みや問題を抱えており、それを解消する事で人々の絆が深まっていくんだけど、悩みの種類が多岐にわたっており、どの悩みも共感できる内容。また短いセリフの中に人々の悩みがうまく表現されていて見事でした。
 

ダンジョンパートについて

ダンジョンパートは真女神転生3等のシステムと同じで敵の弱点を攻撃するとターンが1回増える形式。このため、「ずーっと自分のターン!」みたいな感じで戦うことも出来、非常に爽快感がある。難易度はノーマルで遊んだけど、適度に骨太の難易度で最後まで緊張感を持って楽しめた。全滅は1回くらいだったので、個人的には良いバランスでした。あと、戦闘に勝てないときは丹念にレベルアップをすることで対処可能だし、低レベルでも工夫で乗り越えられる難易度なのは好感触。あとRPGの終盤って割とバランス調整が難しいと思うんだけど、最後までバランスが破綻せず良く出来ていた、という印象。
 
またダンジョン自体は自動生成の3Dダンジョン+固定ダンジョンの構成で、割と何度潜っても飽きない構成。エンカウントシンボルエンカウント(敵が見える設定)で敵を避けると戦闘を回避可能なため、ランダムエンカウントのようなストレスを感じず好印象。*3あと味方AIも非常に優秀で、一度敵の弱点が分かれば次からは的確に弱点を狙ってくれて良い感じ。まぁ、使えないスキルをセットしているとそればかり使ったり、あとたまに馬鹿な行動もするけど、それはそれでご愛敬のレベル。
 
あと、女神転生シリーズおなじみの悪魔*4を味方に出来るんだけど、ペルソナ自体のレベルアップや能力アップが非常に容易なため、「自分だけの最強のペルソナ」が作りやすいシステムになっている。このため、末永く一つのペルソナを使い続ける事も可能。あと、ペルソナを手に入れるのも過去のシリーズの様な会話等は不要で戦闘後に割とあっさりと入手可能。ペルソナを合成するとより強いペルソナを作成可能(単純に強くなる事に加えてスキルの継承が可能)なんだけど、合成したときのスキル継承もやりやすく、昔のシリーズを考えると格段に遊びやすくなってる。適当に合成しても割と強いペルソナが作れるし、強いペルソナを作ったら個別にセーブ可能でいつでも呼び出し可能だし、ペルソナ素材自体がダンジョンで簡単に手に入るので、合成が失敗したとしてもやり直しは容易。ここまで快適なシステムで遊んじゃうと、もう昔のシリーズは遊べないなぁ、とか思ったり。
 
・全体的な感想と音楽
最初は「高校生活なんて面白く無いんじゃ無いの?」とか斜に構えて遊び始めたんだけど、オイラ自身が転校生だった経験もあるので、主人公がどうやって周りに馴染んでいくかの過程が非常に共感しつつ楽しめました。あと、オイラは進学校出身で、ほとんど勉強中心の高校3年間だったけど、架空ながらも勉強以外の生活も過ごす事ができて、予想以上に学生生活パートが楽しめた。そういえば、部活も吹奏楽部の経験があるし、学園祭でカフェ的な出し物もやったなぁ、と懐かしく思い出した。あと、高校2年生という設定が絶妙かも知れない。1年だと皆が高校生活に馴染んでないので転校生の異物感が出にくいし、3年生だと受験・就職が入ってしまうのでゆっくりとした高校生活が過ごせないから。
 
また、特筆すべきは音楽が素晴らしいこと。戦闘BGMからフィールドBGMまで、ボーカルが入った音楽が一部採用されており、どれもゲームに非常に溶け込んでいて良い出来。最初聞いたときは「え?ボーカル入りをBGMにするの?」とかびっくりしたけど、慣れるとどの曲も非常にゲームに馴染んで良い感じ。それと、絶対耳に残るジングル2種(某スーパーと某通販)もとても良い出来。気がつくと口ずさんで居るから困る。ほんと良く出来てる。
 
場面移動も各種ショートカットが仕込んであって快適だし、セーブポイントも多数用意されてるし、セーブ時間も一瞬なので文句なし。ダンジョン内でのセーブが出来ないのが困りものだけど、ダンジョンの出入りは容易で同一階への復帰も簡単なので大きな問題は無い。あと、VITAのレジューム機能が優秀なので特にセーブしなくても困らないという面も。
 
という感じで、学生生活は面白いし、ダンジョンもストレスが無くて快適のため、ゲームとしての吸引力がかなり強い。止め時が見つからないという非常に良いバランス。買って損なし、遊んで悔い無し。女神転生シリーズが好きな人には諸手を挙げてお勧めします。*5
 

・個人的に気になった点

敢えて重箱の隅をつつくなら、「ペルソナってどういうもの?」という説明無しでペルソナを使わなくてはいけなくなるため、ちょっと面を喰らう事(これはシリーズものなので仕方が無い面もあり)、戦闘アニメーションが若干冗長な事*6、12月当初にある選択を迫られるけど、選択を間違えるとあっという間にバッドエンドになり、そもそもバッドエンドを回避できるかどうか、のヒントが少ない事、いったん縁を深めた人を長時間放置しても縁がそのままな事に違和感を感じる点*7、縁を深めると異性間で恋愛関係を築けるんだけど、何股かけても殆どリスクが無い点。*8まぁ、あまり複雑な仕組みにすると別のゲームになってしまう気もするので、これくらい単純な方がこのゲームのバランスとしては良いのかも知れない。
 
あと本当に細かい話としては、吹奏楽は1日練習しないと技量として3日遅れるので、ストーリー上長期休んだ人がいきなり復帰した展開があり、ものすごく違和感を感じた。ここはストーリー上、うまい展開が出来たのでは無いかなぁ、とも思う。まぁ、大した話じゃ無いけどね。
 
ともあれ、どの瑕疵も5億点-30点くらいの話なので、ゲームの本質的な瑕疵では無いです。何にせよ完璧なゲームなど存在しないのですよ。世の中には。
 

・総括

という感じで、まぁ、びっくりするくらいに楽しめました。最近、集中力が無くなって久しいけど、ほんと何年かぶりくらいにRPGに熱中できました。攻略本も買って読んだけど、ほんと緻密に作ってあるゲームだなぁと再認識出来た。*9それと、1周目をクリアしてから「ペルソナロス」になった気がしたので、すぐに2周目を遊んじゃおうかな、とか考えたくらいに面白い。というか、軽い気持ちで2周目を難易度最低にしてストーリー中心に遊んでみようと始めてみたら、既に2周目終盤まで遊んでいる。(1周目は80時間、2周目は40時間遊んでます)何これ怖い。あとは2種類あるアニメや派生ゲームも気になるけど、そこまで手を出しはじめると底なし沼だよねw
 
ともあれ、こういう素敵なゲームに出会えるって本当に幸せだな、とそんなことを思った。開発者の皆様に感謝ですね。ペルソナ5にも期待しています。
 

*1:余計にわかりにくいかw

*2:分かった理由はネタバレになるので書きませんが

*3:まぁ、エンカウントシステムは好き嫌いはあると思うけど

*4:このゲームではペルソナ

*5:まぁ、そんな人は既に買って遊んでいると思うけどw

*6:キャンセルや短縮したいのだが不可

*7:普通、数ヶ月放置すると疎遠になるよね。

*8:ちなみにオイラは一人に絞りましたけど。

*9:ちなみに攻略本には多少のミスがあるので要注意。

プロに対して、ネット情報で批判をしない方が良いけど、プロのことを鵜呑みにしない方が良いこともある。

 
 
これを読みました。
 
・Webの知識は鵜呑みにしない方が良い
・Webの知識を安易にプロにぶつけない方が良い
というのは確かにその通りだと思う。120%同意します。
 
ただ、気をつけなければいけないのは「プロも間違えることがある」ということ。プロも人間だからね。
 
 
私の会社の先輩で、体調不良でとある病院に通っていたけど全然治らず、別の病院に行ったら「即入院です」と言われたケースがあった。プロの医者でも判断を誤るケースって本当にある。
 
あと、プロの常識が世の中の非常識、というケースもある。業界内では当たり前のように使っていた契約書の内容が、一般の契約書に書いてあることと逸脱していることがあるというか。素人の目線で契約書を見ると、おかしいことに気が付くことって割とある。
 
また、プロが意図的に情報を隠蔽しているケースもある。たとえば、昨今は金利が非常に安いけど、素人にお金を貸す場合に不当に高い金利で貸しているケースもある。こういう場合、ネットできちんと世の中の金利を調べた上で、ローンを組んだ方が良かったりする。
 
なので、
・違うプロに意見を聞く事(いわゆるセカンドオピニオン)は割と重要。
・素人の感覚を素直にプロにぶつけてみるのも意味がある事がある。
・Webに正解が書いてあることも割とある。
事は意識してもよいな、と思う。
 
なんにせよ、おかしいなと思ったらWebだろうとプロの意見だろうときちんと疑った方が良い、という事は意識した方が良い、と思う。
 
盲信するとだまされるのは良く有る話だし、絶対的な正解が無いことも世の中には多いからね。
 
 
 
 

2015年読んだ本:ベスト5

 
2015年にオイラが読んで面白かった本のベスト5です。ジャンルが違いすぎるので順番を付けるのが意味が無いので順不同で。どれももっと早く読んでおけば良かったな、と思わせる作品でした。また折に触れて読み直したいな、と思います。
 
 
 ワン・シング
 データの見えざる手
 意志力の科学
 ワークルールズ
 最速でおしゃれに見せる方法
 

 

ワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果

ワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果

  • 作者: ゲアリー・ケラー,Gary Keller,ジェイ・パパザン,Jay Papasan,門田美鈴
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2014/01/22
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログ (2件) を見る
 

 「ワン・シング」は簡単に言うと、重要な一つの事に集中すれば人生は好転する、という話。自分にとって大切な事をきちんと考えた上で、あれもこれもやろうとせずに一つの事に集中すれば良い、という内容。まずは「何が重要なのか」をきちんと考える時間を設けることと、重要な事を設定したら、それのみを愚直にやることが大切。まぁ、どれが重要なのを見極めるのが意外と大変なのと、重要事項を一つに絞り込むのも大変だし、一つの事だけに専心して進めるのも大変なんだけどね。一つの事に絞り込めば良い、というのは文字にすると陳腐な印象ではあるんだけど、非常に有益なアドバイスだと思うので、常に意識して生活していきたいな、と思う。

 

 「データの見えざる手」はApple Watchのようなウェアラブルデバイスを付けて活動を記録することで、人の活動特性が分かるという本。人が一日に活動できる活動量は固定で有り、たとえば重たい活動は1時間、軽い活動は8時間等決まっているため、先に重たい活動を使い切ってしまうと、一日で重たい活動は出来なくなる事や、人と人が会う確率は会わない時間に反比例する事(要は頻繁に会っている人には再会する確率は上がるが、会わないでいればいるほど会えなくなる、と言う事)や、人的にネットワークをたくさん持っている人に運が来る事、が書いてあって、非常に示唆に富んだ内容。自分の活動やビジネスに応用できる内容が満載で面白い。自分の活動をコントロール出来るアプリがApple Watchで出たら良いのになぁ、と思ったりした。

 
WILLPOWER 意志力の科学

WILLPOWER 意志力の科学

 

 「意思力の科学」は、意思力というのは筋肉と同じで使うと疲労を生じてしまう。ただ、鍛えることも可能という事が書いてある本。重要な決定事項は一つにした方が良いと言うことも書いてあり、上記の「ワン・シング」ともつながる内容でもある。また、計画を書くだけで意思力の消耗が減るという、GTDの効用を裏付ける内容が書いてあったり、習慣化することで意思力を節約できるという事、月間計画が有効である事も書いてあり、こちらも非常に示唆に富んだ内容。意思力を味方に付けることが出来れば、色んな物事が進むと思うので、優先的に読み直したいな、と思う。

 

 

ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える

ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える

 

 「ワークルールズ!」はGoogleの人事担当役員が書いた本。採用方法から人事考課方法、報酬の決め方、職場環境の変え方、社員のモチベーションを向上する方法等、明日から使えるノウハウが満載で、人事担当部署の人は漏れなく読んで損なしの内容。そのまま使える内容もたくさんあるし、参考にしても良い事例もたくさんある。かなり理想に近い人事システムだなぁ、と個人的には思った。こういう会社で働きたい。 もちろん、全ての会社がGoogleと同じ人事システムにする必要も無いけれども。

 

 

最速でおしゃれに見せる方法

最速でおしゃれに見せる方法

 

 「最速でおしゃれに見せる方法」は都合3周読んだ。個人的にファッションにあまり興味が無く生きてきたけど、この本はファッションが理論だって書いてあるので、理屈が大好きなオイラ的には非常に楽しめた。最近は道ばたを歩いている人の服装に目が行くようになり、「この人はおしゃれだなぁ」とか「この人はおしゃれじゃないなぁ」というのがなんとなく分かるようになってきて、これはこれで面白い。審美眼が出来れば、自分が実際に服を買うときの参考にもなるしね。あと、この作者のメルマガも読んでみて、年末から1月にかけてオススメの商品を10点ほど買ってみた。早速着てみると確かに良い感じで、今まで来ていた服装からはかなりおしゃれに近づいたなぁ、と思ったりもした。まぁ、いきなりたくさん買い物するのも(気力的、金銭的に)大変なので、自分の着ていた服をすこしづつ入れ替えていきたいなぁ、と思う。

 
さて、昨年度読んだ本は全部でちょうど100冊でした。(再読含む)今年も年間100冊が目標です。ワクワクする本をたくさん読んで、ワクワクする人生を過ごしたいね。